InDesign v20.0 for MacではHFSパスのサポートが廃止されPOSIXスタイルのパスで設定されていないユーザー辞書が表示されないことがあるので注意してください。詳細は以下から。
Adobeが2024年10月14日にリリースしたDTPアプリ「InDesign 2025 (v20.0)」では、Mac環境でInDesign v20.0の起動時に日本語などの2バイト文字で名前をつけたPDFプリセットが消える問題があり、現在Adobeが対応にあたっていますが、
このInDesign v20.0では古いmacOS 10.0 ~ 10.9 (OS X 10.9 Mavericks)で段階的に廃止された「HFS (Hierarchical File System)」スタイルのパスのサポートが廃止され、「POSIX (Portable Operating System Interface)」スタイルのパスのサポートのみになり、これによりユーザー辞書が表示されなくなる問題があるそうです。
[macOS のみ] InDesignでHFSパスのサポートが廃止されたため、19.3以前のバージョンで作成されたユーザー辞書が、20.0以降では表示されない。
InDesign 20.0 以降のバージョンでユーザー辞書が見つからない – Adobe
HFSからPOSIXへの移行履歴
- デフォルトでは、InDesign 19.3は、HFSパススタイルをサポートしていましたが、開発者はCookieを通じてPOSIXサポートを有効にすることができました。
- InDesign 19.4以降、POSIXパススタイルはデフォルトで有効になっています。開発者またはパートナーは、Cookieを介してHFSパスを使用することを引き続き選択できます。
- InDesign 20.0以降、POSIXパススタイルはデフォルトで有効になり、HFSパスサポートは廃止されます。
AdobeはInDesign v20.0でHFSスタイルパスで設定され、見つからないユーザー辞書についてユーザーに通知するアラートを実装しており、辞書を再リンクするか、サポートサイトに公開されているCookiesフォルダーとファイルをResoureフォルダーにコピーすることで問題を回避できるとしているので、InDesignユーザーの方はチェックしてみてください。
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