macOS 14.4 Sonomaアップデート後に、Venturaで導入されたThunderbolt/USBアクセサリーに対するセキュリティ機能がリセットされ、USBハブが利用できなくなっているケースが報告されています。詳細は以下から。
Appleは2022年10月にリリースしたmacOS 13 Venturaで、Bad USB対策としてApple Siliconチップを搭載したMacBookシリーズにUSBメモリやハブ、Thunderboltドックなどを接続するとユーザーに対し、これらのアクセサリーを接続するかの許可を求める「アクセサリーセキュリティ」機能*を実装しましたが、
Appleが2024年03月07日にリリースした「macOS 14.4 Sonoma」にアップデートしたユーザーによると、macOS 14.4アップデート後に、このアクセサリーセキュリティがリセットされ、それまで接続できていたUSBハブやThunderboltドックなどが動作しなくなる不具合が発生しているそうです。
I have my MacBook (MacBook Pro 16 M2 Pro) connected to my monitor (Gigabyte M34WQ 34 Inch IPS Ultrawide WQHD (3440 x 1440)) via a thunderbolt 3 cable. I have my keyboard and mouse connected to the USB ports in my monitor. After updating, my keyboard and mouse are no longer being detected on my MacBook. Before updating, it was working fine.
After Sonoma 14.4 update USB hub not working on MacBook – Apple Community
この問題はApple Support CommunitiesやReddit、Dellのサポートサイトで報告されており、既にユーザー許可を与えたUSBハブなどのデバイスをMacBookに接続しても再度ユーザー許可を求めるプロンプトが表示されることがないため、この問題が発生した場合は、システム設定アプリの[プライバシーとセキュリティ] → [アクセサリの接続を許可]で「毎回確認」を選択。
その後、接続されているUSBハブなどを取り外し、MacBookを再起動して再度USBハブを接続することで、再びアクセサリーの接続許可を求めるプロンプトが出現するので、接続を許可するとこれまで通り、使用できるようになるので、macOS 14.4アップデート後にThunderbolt/USBハブやデバイスが使えなくなった方は試してみてください。
おまけ
macOS 14.4 Sonomaでは、アップデート後にScanSnapのセットアップができなくなる不具合も報告されています。
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