macOS 14 Sonomaでは「画面共有」アプリが刷新され、Apple Silicon Macでレスポンスのよい高パフォーマンス接続が可能になり、デュアルディスプレイの分離表示やHDRもサポートされています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年09月26日、新しいスクリーンセーバーやデスクトップに配置できるウィジェット、ゲームモードなどの新機能を搭載した「macOS 14 Sonoma」を正式にリリースしましたが、このSonomaではmacOSデフォルトの画面共有機能(アプリ)が刷新されています。
/アプリケーション/ユーティリティ/画面共有.app #または /System/Library/CoreServices/Applications/Screen Sharing.app
画面共有機能は、VNC通信プロトコルを利用してネットワーク上の別のMacやPCへアクセスし、リモートMac/PCの画面をホストMac上に表示できる機能で、macOS 13 Venturaまでの画面共有アプリは接続先を入力するウィンドウしかありませんでしたが、Sonomaの画面共有アプリは接続リスト・ウィンドウが追加され、ネットワーク上のMacやPCを検出できるようになっています。
また、Sonomaの画面共有機能には通常の標準が共有の他に、75Mbps以上のネットワーク環境の場合で4Kディスプレイ1台、150Mbps以上のネットワーク環境で最大2台の4Kディスプレイをより良いレスポンスで扱える「高パフォーマンス(High Performance)」接続*が可能になっているほか、
高パフォーマンス接続では、制御しているリモートMacの仮想ディスプレイのサイズを、ホストMac側の画面共有ウィンドウのサイズ(解像度)と一致するダイナミック解像度機能が利用で、
ハイダイナミックレンジ(HDR)コンテンツを表示できるディスプレイを備えているMacの場合、リモート側からHDRのON/OFFも可能となっています。
加えてmacOS 14 Sonomaの画面共有アプリでは接続先のMacやPCがデュアルディスプレイだった場合や高パフォーマンス接続で2個の仮想ディスプレイを作成した場合、これまでの様に1つのウィンドウにまとめて表示するのではなく、
共有デュアルディスプレイを分けて表示できるようになっているので、これまでサードパーティ製のVNCクライアントを利用されていた方はSonomaで刷新された画面共有機能を利用してみてください。
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