Good Snooze、Apple IDの紐付けなくVision ProにMac画面を転送しマルチディスプレイ環境を構築可能なアプリ「Splitscreen」のプレオーダーを開始。

　Good SnoozeがApple IDの紐付けなくVision ProにMac画面を転送しマルチディスプレイ環境を構築可能なアプリ「Splitscreen」をリリースしています。詳細は以下から。

　Appleが2024年02月02日より販売を開始した空間コンピュータ「Vision Pro」では、Apple IDで紐付けしたmacOS 14 Sonoma以降搭載のApple Silicon Macの画面を、ネットワーク経由で転送し最大1台の4K解像度*で空間上に出現させることができる「Mac Virtual Display (Macの仮想ディスプレイ)」機能が利用できますが、

Apple Design Award 2022ファイナリストに選出された会話書き起こしアプリ「Navi」などを開発するGood SnoozeとiPhoneの映像ををMacやVision Pro上に転送できる「Bezel」などを開発するNonstrictは現地時間02月27日、Apple IDの紐付けの必要なくMacの画面をVision Proにワイヤレスで転送できるアプリ「Splitscreen」を現地時間27日より発売＆本日よりプレオーダーを開始したと発表しています。

Splitscreen lets your share an extra Mac display to your Apple Vision Pro. Expand your virtual Mac displays to support more than one display and improve your productivity while working on Apple Vision Pro. Expand the screen real estate of your Mac across multiple windows, even if the Mac and Apple Vision Pro use different Apple IDs.

Splitscreen – Multi Display – App Store

　SplitscreenはMacにコンパニオンアプリをインストールすることでApple IDでの紐付けの必要なく、同一ネットワーク内のMacとVision Proを接続し、最大解像度1920×1080@60HzのMac用ディスプレイを複数空間上に出現させることが可能となっているそうです。

　また、Mac Virtual Displayと併用することも可能で、アプリのシステム要件はApple Silicon MacとvisionOS 1.0以降を搭載したApple Visionで、アプリは無料でApp Storeに公開されていますが、無料版は接続時間が設定されており、接続時間を解除するにはアプリ内課金19.99ドル(3,000円)でロックを解除する必要があります。

　Splitscreenは現在のところ最大1920×1080解像度までの空間ディスプレイとHEVCビデオコードエンジンを備えたApple Silicon Macしかサポートしていませんが、Good SnoozeのJordi Bruinさんは、今後1080p以上の解像度とIntel Macのサポートも予定しているそうなので、気になる方は無料版を試してみてください。

• Splitscreen – Multi Display – App Store
• Multiple Mac Displays on Apple Vision Pro – Splitscreen