ChatGPTによって作成＆貼付けされた文章を明示してくれる機能を追加したMacやiPhone、iPad対応のMarkdownエディタ「iA Writer v7」がリリース。

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2023.12.01

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　ChatGPTによって作成＆貼付けされた文章を明示してくれるMacやiPhone、iPad対応のMarkdownエディタ「iA Writer v7」がリリースされています。詳細は以下から。

　スイスや日本に拠点を置くiA Labs GmbHは現地時間2023年11月30日、macOSやiOS、iPadOS、Windows、Androidのクロスプラットフォームに対応したMarkdownエディタ「iA Writer」シリーズのmacOS,iOS/iPadOS版を「iA Writer v7」へメジャーアップデートし、新たにOpenAIなど人工ツールによって生成された文章のコピーを検出する機能を追加したと発表しています。

新しいiA Writerは、どこまでがあなたが入力したテキストで、どこからがChatGPTからまたは友人からのテキストの貼り付けなのかを表示します。あなた自身の書いた文章はハイライトされ、人工的なそして自然な寄稿者を区別することで、ページ上であなたの言葉が際立つようになります。

リリースノートより

　iA LabsはChatGPTのようなAIツールは素晴らしいものだが、これらを利用して文章を作成、コピー＆ペーストした場合、その文章が人またはロボットが書いたものかが分からなくなり、人が機械の代弁者になってしまうとして、iA Writer v7でChatGPTからコピーれた会話を検出し、文章のコントラスをと分け作者を自動的にマークする機能を実装したそうです。

ChatGPTからコピーした文章を貼り付けるとiA Writerが作者を自動的にマークしてくれます。

　この機能はブラウザ経由でChatGPTからiA Writerにペーストされた文章を検出、ペーストされた文章のコントラストを薄くし、ユーザーが加筆した文章をふるコントラストで表示するというもので、個人情報保護の観点からコンテンツに出典が記載されていない限り、自動的に出典を検出する機能はないそうです。

　また、iA LabsはiA Writer v7にChatGPT以外にも生成AIや他人が作成した文章を把握できるよう、著作者情報を保持した状態でペーストするAuthorship機能「別名で貼り付け」を実装しているので、気になる方はトライアル版を試してみてください。

iA Writer 7

AIや他の人工ツールによる編集は薄く表示されます
手で入力されたテキストは常にフルコントラストで表示され、AIにより編集された薄いテキストとはっきりと区別されます
他の人々による編集は下線が引かれます
「貼り付け」メニューは、ChatGPTからコピーされた会話を検出し、あなたの質問とChatGPTの回答それぞれの作成者を自動的にマークするオプションを提供します
「別名でマーク」メニューは、選択したテキストの作成者を簡単にマークすることができます
「別名で貼り付け」メニューは、テキストを貼り付けると同時に作成者をマークします
「別の場所から編集を貼り付け」メニューは、選択したテキストと貼り付けたテキストの間の変更を自動的に検出し、マークした作成者に変更を帰属させます
作成者の注釈はテキストファイルの終末に保存されます。iA Writerで編集する際には非表示になり、他のアプリでは表示されます