ValveがmacOS 10.13 High SierraとmacOS 10.14 Mojaveでの「Steam Client」のサポートを2024年2月15日で終了すると発表しています。詳細は以下から。
ゲーム販売/配信プラットフォームSteamを運営するValve Corporationは現地時間2023年11月29日、MacやWindows PC用クライアント「Steam Client」をアップデートし、いくつかの不具合を修正するとともに、2024年02月15日をもって「macOS 10.13 High Sierra」と「macOS 10.14 Mojave」のサポートを終了すると発表しています。
Added “End of Life” alert for macOS 10.13 (“High Sierra”) and 10.14 (“Mojave”). Steam Client support for these operating systems will end on February 15th, 2024 at 10am. See here for additional details.
リリースノートより抜粋
Appleが2018年10月にリリースしたmacOS 10.14 Mojaveは、32-bitアプリやゲームをサポートするmacOSで、翌年10月にリリースされた「macOS 10.15 Catalina」では32-bitアプリやゲームが動作しなくなったため、
当時SteamやAspyr、Feralなどのパブリッシャーは32-bitゲームタイトルの販売を終了し、引き続きプレイしたいユーザーに対してはmacOS Mojaveを使い続けるかWindowsなどのプラットフォームへ移行するようコメントしていましたが、
32ビットのMacアプリを確実にプレイし続けるにはどのような方法がありますか?
32ビットのMacアプリをプレイし続ける方法はいくつかあります。 幸いなことに、Steam Playを使えば、Steamでゲームを購入すると、そのゲームをサポートする各OS版のゲームのコピーを取得できます。 それらのゲームはmacOS 10.14 Mojave以前、Windows、多くの場合Linuxでも引き続きプレイすることができます。SteamとmacOS 10.15 Catalinaについて – Steam
今回はSteam Client自体が32-bitアプリやゲームが動作するmacOS 10.14 Mojaveのサポートを終了することから、アプリの実行やゲームタイトルのダウンロードができなくなるため、実質的に32-bitゲームがプレイできない状態になります。
Unfortunately, macOS 10.14 was the last version to support running 32-bit games on macOS. Apple chose to drop support for 32-bit applications in macOS 10.15 (released 2019), and since many developers have not updated their games to support 64-bit executables, some games will effectively stop functioning on macOS.
Steam macOS 10.13 and 10.14 Support – Steam
これに伴いValveは2023年末にMac向けにリリースされている32-bitバイナリのみを提供するゲームアプリを「Mac対応」と明記しないようにするそうで、古いmacOSとSteam Clientはしばらく実行できると思われますが、
Steam ClientのコアはChrome(Chromium Embedded Framework)を利用しているため、将来のバージョンではmacOS 10.15以降にのみ依存する機能とセキュリティアップデートを提供し、2024年02月15日以降は32-bitゲームの機能を保証することはできなくなるとコメントされています。
- Steam macOS 10.13 and 10.14 Support – Steam
- SteamとmacOS 10.15 Catalinaについて – Steam
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