Real-ESRGANなどのAIモデルを利用し低解像度の写真やイラストを高解像度化してくれるオープンソースのアプリ「Upscayl」がApple Silicon Macをサポートしています。詳細は以下から。
UpscaylはインドのTGS963(Suvojit Ghosh)さんとNayam Amarsheさんが2022年からオープンソースで開発している写真やイラストの高解像度&デノイズアプリで、中国Tencent AI LabのXintao Wangさんが開発している超解像アルゴリズムReal-ESRGANやRemacriなどの機械学習モデルがプリセットされ、ユーザーはドラッグ&ドロップとクリックだけで写真やイラストの高解像度化を行うことができますが、このUpscaylがApple Siliconをサポートしています。
Free and Open Source AI Image Upscaler
Upscayl lets you enlarge and enhance low-resolution images using advanced AI algorithms. Enlarge images without losing quality. It’s almost like magic! 🎩🪄GitHubより
Upscaylは当初、Topaz Labsが開発するTopaz Gigapixel AI for WindowsのようなGUIアプリがLinuxに存在しないことからLinux向けに開発がスタートしたそうですが、Electronで開発していたためWindowsとMacでも利用できるようになり、
09月にリリースされたUpscayl for Mac v2.8.0以降はApple Siliconもネイティブサポートし、今後はMac App Storeでの公開やCloud版の公開も予定しているそうです。
UpscaylはデフォルトでReal-ESRGANを利用しているためMacアプリのPicturaやwaifu2xとほぼ同じ高解像度化を行ってくれますが、バッチ処理やDouble Upscayl(16x)、テーマの変更、出力形式の変更(PNG/JPEG)、ポストプロセスのOFF、Vulkan対応GPUでのGUI ID指定などのオプションが利用できるので、画像やイラストの高解像度化を行いたい方は試してみてください。
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