SoundFlowerやBlackHoleのようにMac上のアプリや接続されたサウンドデバイスからの音声を録音/配信できるオーディオキャプチャアプリ「Dipper v1.0」がMac App Storeでリリースされています。詳細は以下から。
Macに仮想オーディオデバイスを作成し、アプリやマイク入力(ソース)などの音声を録音/配信できるオーティオユーティリティ「BlackHole」を開発しているカナダExistential Audio Inc.のDevin Rothさんは現地時間2023年08月14日、Beta版を公開し開発を続けていた新しいオーディオキャプチャアプリ「Dipper」を新たにMac App Storeでリリースしたと発表しています。
Introducing Dipper, the ultimate audio capture companion for your Mac. With its powerful capabilities, Dipper revolutionizes the way you effortlessly capture and manipulate audio from any source.
Dipper – Mac App Store
Dipperは、BlackHoleや既に開発が終了したSoundFlowerに代わる新しいオーディオキャプチャアプリで、Audio MIDI設定アプリを利用するBlackHoleやSoundFlowerとは異なりメニューバーからキャプチャするアプリやマイクなどのオーディオデバイスを選択可能で、選択したアプリやデバイスの音声を仮想マイクに転送または録音することが可能です。
DipperはBlackHoleやSoundFlowerと異なり、AppleのScreenCaptureKitを利用しているためシステム要件がmacOS 13 Ventura以降と高め*ですがMac App Storeからインストールすることが出来ます。
また、録音の場合、サンプリングレートは48kHz/24bitステレオで、録音ファイルのフォーマットは.aac, .aiff, .wavに対応しており、利用方法はアプリケーション起動後に表示されるチュートリアルに沿って画面録画やマイクへのアクセス許可をmacOSのシステム設定から与えるだけセットアップでき、メニューバーアイコンから録音を開始できます。
アプリはMac App Storeで無料で公開されていますが、無料のDemo Modeの場合、録音した音声はランダムな間隔で消音されるようになっており、Demo Modeを解除したい場合はアプリ内課金でFull Versionのライセンスを4,500円(29.99ドル)で購入する必要がありますが、RothさんはBetaテストなどに参加してくれたユーザーに割引価格を提供したいとDiscordでコメントしているので、今後何か発表があると思われます。
- Dipper – Mac App Store
- Dipper: Audio Capture App – Dipper
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