VMwareがWindows 11 on ArmでDirectX 11や高速同期をサポートする「VMware Fusion Tech Preview 2023」のFirst Lookを公開しています。詳細は以下から。
米VMware, Inc.は現地時間2023年07月13日、IntelとApple Silicon Macでx86/Arm版Windows 11やUnix/Linux OSの仮想マシン作成に対応した仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」シリーズのテクニカルプレビュー版となる「VMware Fusion Tech Preview 2023」を公開しましたが、
VMwareプロダクトラインマネージャのMichael Royさんが、新たにVMware Fusion Tech Preview 2023の新機能や改善点を紹介するFirst Lookを公開しています。
Royさんは、Apple M1 Ultraチップと128GBユニファイドメモリ, 8TB SSDを搭載したMac Studio (2022)を利用し、macOS 14 Sonoma上でWindows 11 on ArmとFedora 38を実行し、
Windows 11 on Armではグラフィックス設定でDirectX 11を利用した3Dアクセレーションがデフォルトで有効になっており、動画の後半ではSteam版のPortal 2とAge of Empires II: Definitive Edition (要DirectX 11)を動作させています。
また、macOS 14 SonomaのVirtualizationフレームワークと最新のVMware Toolsでサポートされる、仮想ディスプレイの解像度自動調整やより高速なファイル転送機能、Fedoraとのファイル共有などをデモしているので、興味のある方はチェックしてみてください。
おまけ
Windows 11 on Armの仮想マシン作成時のRAM設定は半分がVRAMへ割り当てられるため、3Dアクセレーションを有効にする場合は少なくとも8GBメモリ、余裕があれば32GBメモリの割り当てが推奨されているので、初代のM1 Mac (8GBユニファイドメモリ)でDirectX 11ゲームは厳しいかもしれません。
この他、RoyさんはVMware Fusion用にISOファイルを検索、ダウンロードするプロセスを簡単化するため、isoCreateというMistのようなUnix/Linuxイメージの管理アプリを開発しているそうなので、今後リリースされるかもしれません。
- VMware Fusion Tech Preview 2023 – VMware Fusion Blog
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