macOS 14 SonomaとiOS 17ではmacOS 11 Big Sur/iOS 14で導入されたAirPodsのデバイス間の自動切り替え機能がアップデートされ、切り替え速度が速くユーザーのアクティビティに合わせた切り替えが可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは2020年にリリースしたmacOS 11 Big SurやiOS 14/iPadOS 14で、同じApple IDで紐付けされたAirPodsとMac、iPhone/iPadで曲や通話中に操作が他のデバイスに切り替わるとAirPodsの接続もそのデバイスに切り替える「自動デバイス切り替え機能」を実装しましたが、
今年の秋にリリースを予定しているmacOS 14 SonomaやiOS 17/iPadOS 17では、この自動デバイス切り替えがアップデートされ、切り替え速度が大幅に向上し、Macでビデオ会議を終えた後、お気に入りのプレイリストを再生するiPhoneへの切り替えが一瞬でできるようになるそうです。
AirPodsの自動デバイス切り替えの体験も向上させます。Macでの電話会議からiPhoneのお気に入りのプレイリストへの切り替えが著しく速くなり一瞬でできます。
WWDC23の基調講演より
アップデートされる自動切り替え
AppleのWWDC23セッション10233“Enhance your app’s audio experience with AirPods”によると、macOS 14 SonomaではAirPodsの自動切り替え機能がサウンドの”Now Playing”登録や音声入力などユーザーのアクティビティにより行われるようになるそうで、
macOS 14 supports AirPods automatic switching, between devices based on the user’s intended activity. Automatic switching algorithm uses indicators like “Now Playing” registration and input audio activity to make those decisions.
Enhance your app’s audio experience with AirPods – Apple
この機能は、App Sandboxを満たすApp Storeのアプリはもちろん、App Storeで配信されていないSandboxを満たさないアプリも対象になり、自動切り替え機能のアルゴリズムは”Now Playing”などにより最適なルーティングを行うため、メディアプリは”Now Playing”登録を利用することでルーティングの順位を上げ、会議アプリはマイク入力の開始でルーティングを行うよう推奨されています。
また、macOS 14 SonomaとiOS 17では、AirPodsの軸部分を押すだけで、通話中に自分の音声をすばやくミュート/アンミュートできる機能が最新のファームウェアを搭載したAirPods Pro (第1世代&第2世代)、AirPods (第3世代)、AirPods Max*で可能になり、
加えて、AirPods Proに搭載されている指向性オーディオフィルタを利用し耳に届く周波数を微調整することで、映画館のような没入感のある3Dオーディオを体験できる「空間オーディオ (Spatial Audio)」用のAPIがtvOS 17でも利用可能になるため、空間オーディオに対応したMacとiPhone, Apple TV間でオーディオの自動切り替えが可能になるそうです。
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