macOS 14 Sonomaではメニューが完全にCocoaで書き直され、メモリとCPUの使用量が削減されているそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年06月05日より、毎年恒例の世界開発者会議(WWDC23)を開催していますが、そのWWDC23のセッション10054“What’s new in AppKit”によると、Appleは次期macOS 14 Sonomaでメニューを全てCocoaを利用して書き直したそうです。
Menus have been re-written to fully use Cocoa. This reduces AppKit’s carbon footprint by significantly reducing memory and CPU usage. It also enables new features.
What’s new in AppKit – Apple Developer
AppleのAppKitエンジニアを務めるRaleigh Ledetさんによると、macOS 14 SonomaではメニューがCarbonから完全にCocoaを利用して書き直され、これによりメモリとCPU使用率*が大幅に削減され、加えて新たにセクションヘッダーやパレットメニュー、新しい選択方法、メニューバッジなどメニューで利用できる機能が追加され、
メニューバッジなどは英語や日本語など使用する環境によって自動的にAppKitによりローカライズされる様になっているそうなので、興味のある方はセッション10054やAppKitのドキュメントをチェックしてみてください。
おまけ
Appleは2019年にリリースしたmacOS 10.15 Catalinaで、32-bitアプリのサポートを終了するとともに、サードパーティ製アプリに対してCarbonの使用を停止し、Cocoaへ移行を迫ったためFetchなどの古いCarbonアプリは64-bit化&Cocoaへの対応に追われていました。
- AppKit – Apple Developer
- What’s new in AppKit – Apple Developer
コメント
こういう内部改善いいね
つかCarbon残ってたのか
コンテキストメニューの表示がもたつかなくなればいいなぁ
Finderもいい加減なんとかして欲しい
8GBメモリーでもサクサク動くという事でしょうか?
だとしたら非常に喜ばしい事です。
高いカスタマイズをせずとも使えるというのは有り難い事です。