AppleがiPad Air/miniと同じトップボタン組込式のTouch IDや10.9インチLiquid Retinaディスプレイ、USB-C、Wi-Fi 6、A14 Bionicなどを搭載した「iPad (第10世代)」を発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年10月17日、iPad Air/miniと同じトップボタン組込式のTouch IDや10.9インチLiquid Retinaディスプレイ、先進的なカメラ、USB-CやWi-Fi 6による高速接続が可能で、Apple A14 Bionicチップを搭載した「iPad (第10世代)」を新たに発売すると発表しています。
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、大きな10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載したオールスクリーンのデザインの新しいiPadを発表しました。新しいiPadは、これまで以上に高速なパフォーマンスと驚異的な電力効率を実現するA14 Bionicを搭載し、負荷の高い作業をこなしながらも、一日中使えるバッテリー駆動時間を提供します1。
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iPad (第10世代)
iPad Product DesignのシニアマネージャーMelody Kunaさんによると、iPad (第10世代)は2021年に発売されたiPad (第9世代)のようなホームボタン組み込み式のTouch IDではなく、iPad Air (第4世代)やiPad mini (第6世代)と同じトップボタン組み込み式のTouch IDを採用することで、
筐体サイズはiPad (第9世代)とほぼ同じ248.6 x 179.5 x 7mmながら、前面に配置されていたホームボタンが排除されたことでオールスクリーンデザインとなり、
ディスプレイは2,360×1,640ピクセル解像度、約400万ピクセル、500ニトの輝度、True Toneテクノロジーを備えた、より大きな10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、カラーもブルー、ピンク、イエロー、シルバーの4仕上げを用意。
A14 Bionicチップ
iPad (第10世代)のメインプロセッサはiPad Air (第4世代)と同じ、iPad (第9世代)やiPad mini (第6世代)のA13 BionicチップよりCPUパフォーマンスが約20%、グラフィックパフォーマンスが約10%向上した「A14 Bionic」チップを搭載。
また、A14 BionicチップはA13 Bionicの2倍の16コアNeural Engineと第2世代ML Accelerators、GPUにより、Appleの機械学習フレームワーク「Core ML」を利用したフォトレタッチや画像編集アプリを最大80%高速化できるそうです。
カメラとオーディオ
iPad (第10世代)はカメラも大きく進化し、背面のバックカメラはiPad (第9世代)の8MP広角カメラから、ƒ/1.8絞り値、最大5倍のデジタルズーム、5枚構成のレンズ、Focus Pixelsを使ったオートフォーカスをサポートした12MP広角カメラにアップデートされ、4Kビデオ(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)や240fpsのスローモーション動画を撮影できる他、
フロントカメラはiPad史上初めて横の縁に移動され、ユーザーやFaceTime通話やビデオ撮影時にも正面からカメラを見るようになり、カメラも12MPセンサーと122度の視野角を備えた横向きの超広角フロントカメラへアップデートされ、ユーザーを常に中央に表示するセンターフレーム(英語ではCenter Stage)にも対応。
また、スピーカーもカメラと同じく横向きのステレオスピーカーが採用され、ビデオ通話や映画などのサウンドを左右均等に届けることが可能になっているそうです。
アクセサリ
iPad (第10世代)は全く新しいデザインとなったことで、キーボードなど既存のアクセサリが利用できなくなっていますが、Appleからは、iPad (第10世代)の販売と同時にiPadを保護するバックパネルとキーボードの2つのパーツに分かれ、キーにはキーの運び(travel)1mmのシザー構造を採用したSmart Connector接続の新しいMagic Keyboard Folioが38,800円で発売さます。
また、Apple Pencilに関しては残念なことにApple Pencil (第2世代)ではなく、引き続きApple Pencil (第1世代)対応となり、更にiPad (第10世代)の充電/接続ポートがLightningからUSB-Cへ変更されたことで、「USB-C – Apple Pencilアダプタ」という余計なアダプタが必要となっています。
ちなみに、このUSB-C – Apple Pencilアダプタは同日から発売される14,880円のApple Pencil (第1世代)に同梱されていますが、なくした場合はApple Storeで単体購入(1,380円)する必要があるようなので注意してください。
Apple Pencil(第1世代)をiPad(第10世代)とペアリングしたり充電するには、USB-C – Apple Pencilアダプタが必要です。Apple Pencilをアダプタの片方に、iPadと接続したUSB-C充電ケーブルをもう一方に差し込みます。
USB-C – Apple Pencilアダプタ – Apple
接続性
iPad (第10世代)では、ネットワークや外部デバイスへの接続性も改善され、Cellularモデルは5Gに、Wi-FiはiPad (第9世代)でサポートされていたIEEE 802.11acより約30%高速なWi-Fi 6に対応しており、充電ポートはLightningポートからUSB-Cポートに変更され、
このUSB-CポートはDisplayPort出力対応で、最大4K@30Hzの外部ディスプレイ1台、または1080p@60Hzの外部ディスプレイ1台に映像を出力することが可能で、USB-Cドックやストレージの接続はもちろん、高速充電も可能。
価格
新しいiPadはストレージ容量が64GBと256GBの2種類とWi-Fi/Wi-Fi+Cellularモデルの合計4モデル構成で、価格はWi-Fiモデル 64GBが税込68,800円から、Wi-Fi + Cellularモデルが税込92,800円からで、
ドル | 円 | レート | |
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64GB Wi-Fiモデル | 449ドル+Tax | 税込68,800円 | 138円/ドル |
64GB Wi-Fi+Cellularモデル | 599ドル+Tax | 税込92,800円 | 155円/ドル |
256GB Wi-Fiモデル | 599ドル+Tax | 税込92,800円 | 155円/ドル |
256GB Wi-Fi+Cellularモデル | 749ドル+Tax | 税込116,800円 | 156円/ドル |
iPad (第9世代)も引き続き49,800円で販売が継続され、iPad (第10世代)は本日より予約注文が開始され、販売は10月26日(水)開始となっており、それに合わせてiPadOS 16が日本時間10月25日にリリースされると発表されています。
まったく新しいiPadとiPad Proの紹介
- iPad – Apple
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