Apple、iPad Pro(第3世代)筐体の製造手法と平坦性について説明。

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 AppleがiPad Pro(第3世代)筐体の製造手法と平坦性について説明したサポートページを公開しています。詳細は以下から。

iPad Pro 2018のロゴ

 Appleは現地時間2019年01月05日、昨年10月30日のスペシャルイベント“There’s more in the making.”で発表&発売を開始した11インチおよび12インチの第3世代iPad Proについて、その製造手法とiPad Proの筐体の品質についてサポートページを公開し説明しています。

iPad Pro (第3世代)の特徴

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Co-molding

 Appleが公開したサポートページ“iPad Pro unibody enclosure design (iPad Proのユニボディ筐体設計)”によると、新しいiPad Pro (第3世代)のセルラー版はGigabitクラスのLTEバンドをサポートするためにiPad Pro筐体の側面に複数のライン(“splits”)を入れてアンテナとして利用しており、その製造手法としてiPad Proでは初めて共射出成形(“Co-Molding”)と呼ばれるプロセスを用いて製造されているそうです。

iPad Pro unibody enclosure design

iPad Pro のセルラーモデルについて
セルラーモデルの iPad Pro はギガビット級の LTE に対応し、ほかのどのタブレットよりも幅広い周波数帯を利用できるようになりました。モバイル通信を快適に利用できるように、iPad の本体側面に小さな帯状のライン (分割線) が縦方向に入っていて、筐体の一部がモバイルデータ通信のアンテナとして働くようになっています。iPad史上はじめて、これらのアンテナラインは共射出成形と呼ばれる加工法で製造されています。これは高温下で加工する手法で、アルミニウム製の筐体に精密加工で削り出した溝にプラスチックを射出し、アルミニウム表面のマイクロ細孔に流し込みます。プラスチックが冷却固化した後で、CNC精密加工で筐体全体を仕上げ、プラスチックとアルミニウムがシームレスに一体化した強度の高い単一の筐体が生まれます。

iPad Pro unibody enclosure design – Apple Support

 そのため、AppleはiPad Pro (第3世代)に対し以前のモデルと比較してより平坦になるよう厳しい検査プロセスを実施しており、平坦性に関しては各側面に対し紙4枚より薄い偏差400µm (0.4mm)という仕様を満たすように品質管理を行っているそうですが、新しいiPad Proの直線的なデザインとアンテナ溝のため、特定の角度から見るとiPad Proが平坦ではない(曲がっている)ように見える場合があると説明しています。

co-molding

こうした精密加工技術と厳重な検査工程のおかげで、新モデルの iPad Pro はいっそう厳しい仕様条件に対応し、前世代のモデルよりもさらにフラットになりました。このフラットネス (平面度) の仕様では、どの側面においても、その全長にわたって偏差 400 ミクロン以下 (紙 4 枚の厚さ未満) しか許容されません。新たにエッジが直線になり、アンテナの分割ラインがあるため、見る角度によっては平面度におけるわずかな差が目に見えることもありますが、日常使う分には気付かない程度です。こうしたわずかな偏差が筐体の強度や製品の機能に影響を及ぼすことはなく、また、通常使用の過程で悪化することもありません。

iPad Pro unibody enclosure design – Apple Support

iPad ProのBent問題

 これは昨年末The Vergeなどが報じた「The Vergeの記者が購入したiPad Pro 11インチは箱から出した時点でわずかに曲がっており、Appleに確認したところ、これは製造過程で起こりうることでパフォーマンスには影響しない」という記事に対するAppleの公式コメントのようですが、Appleは最後に「iPad Proの筐体が上記の仕様を満たしていないと思われる方はAppleのサポートに問い合わせください」と記載しているので、気になる方は保証期間が残っているうちに問い合わせてみてください。

If you believe you have an issue with your iPad Pro enclosure

If you believe you have an issue with your iPad Pro enclosure
If you believe your new iPad Pro does not meet the specifications described in this article, please contact Apple Support. Apple offers a 14-day return policy for products purchased directly from Apple. Apple also provides up to a one-year warranty on our products and will cover damage if it has occurred due to a defect in materials or workmanship.

iPad Pro unibody enclosure design – Apple Support

おまけ

 この問題についてRedditでコメントしている古いAppleユーザーの方はPwerMac G4 Cubeのプラスチック筐体を形成する際に出来てしまう傷ウェルドライン(または”Crack line”や”Mould line”と呼ばれていた)」仕様[1, 2]を引き合いに出していますが、

PowerMac G4

とりあえず、iPad Proが曲がっているかを確認する方法としては平坦な机に置いて目視で確認するか、机の上にiPad Proの画面をONにしたまま、画面を下にして光漏れを確認する方法などが分かりやすいそうです。

動画はRedditユーザーのGary LaPointeさんがApple Storeで曲がったiPad Proをもっと曲がったiPad Proに交換されたとして公開したもの。

コメント

  1. 匿名 より:

    箱だし1分程度で目視で見て曲がっていた。目の錯覚か何か?と思い金属定規を当てて確認すると反り返っていたんだよ!反り返っていてる商品が流通していることは間違いなさそう。

  2. 匿名 より:

    まあいつもの御託並べの言い訳だね
    問題あると自覚してると認めたようなもん。

  3. 匿名 より:

    製品出荷状態で折れ曲がるほど薄く作ることができるってのは、他社にはなかなか真似できないね。
    さすがデスクトップ機でも薄さにこだわるメーカーだけある。

    • 匿名 より:

      MacBook Airとか昔から筐体歪んでゴム足がカタカタいうからMacBook Pekoとか言われてたしな。
      MacBookも片手で持ち上げて片方に圧がかかるとすぐに歪みでカタる。
      iPhoneもカメラの出っ張りで机に置くとカタカタ言うし
      時代はカタカタ!

    • 匿名 より:

      俺も林檎信者だけどここまで妄信的にはなれないわ。

    • 匿名 より:

      笑ちゃったわ
      そんな無理に擁護するのが何のためになるのかよく考えた方がいいよ

  4. 匿名 より:

    Appleにかぎらず米国企業はこういうとこ酷いなーと思う
    元々在庫管理屋だったクックがCEOなAppleらしいといえばらしい言い訳w

    • 匿名 より:

      秘密主義とか制限の多い仕様やOS等々、ジョブズの悪しき部分が少しは緩くなると思ってたけど
      正直こいつになってからそこは大して変わらないままくだらない謝罪案件ばっかり増えていく。
      アンテナゲートも酷かったが、地図やrootや強度不足みたいな初歩的な問題ばかり。
      クソダサiPhone作ってるアイヴと一緒にプライベートジェットでも乗って墜落してほしい。

  5. 匿名 より:

    最初から凸凹のあるデザインなら誰も気づかないのかもね。シンプルさと薄さにこだわるメーカーだからこその話題なのかな。

  6. 匿名 より:

    >Apple Storeで曲がったiPad Proをもっと曲がったiPad Proに交換されたとして公開したもの。

    こんなんキレるやん

  7. 匿名 より:

    PwerMac G4 Cube、家にあるけど、デザイン嫌いじゃないけどなあ。
    モールドラインあまり気にならなかったよ。

  8. 匿名 より:

    薄くし過ぎて剛性が足らなくなってるんだろ。
    入れて当たり前のリムが入ってない。そこそこの厚みでいいのに。

    • 匿名 より:

      いいや、このiPadは今のアップルをそのものを体現している。

      アートにすら見えてくるよ。

  9. 匿名 より:

    底面のRつけとけば目立たなくてよかったのに

  10. 匿名 より:

    最近、言い訳のようなサポートページばっかだな