新しいQuick AccessやSSHキーの管理をサポートし、Electronベースでデザインが刷新されたパスワード管理アプリ「1Password v8 for Mac」が正式にリリース。

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2022.05.032022.05.04

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　新しいQuick AccessやSSHキーの管理をサポートし、デザインを刷新したパスワード管理アプリ「1Password v8 for Mac」が正式にリリースされています。詳細は以下から。

　カナダのAgileBitsは、2021年08月よりEarly Access版を公開し開発を進めていたMac用パスワード管理アプリ「1Password 8 for Mac」を、現地時間2022年05月03日に正式にリリースしたと発表しています。

Today I have the honour of introducing the most powerful and capable 1Password ever. Wrapped in a gorgeous new design and blazingly fast, 1Password 8 is our love letter to Mac users everywhere. 💌

1Password 8 for Mac is here! 🎉🙌 – 1Password

1Password 8 for Mac

デザイン

　1Password 8 for Macの正式リリース版はEarly Access版を踏まえてバージョン8.7.0となっており、既に発表されていた通り、1Password 8 for MacはmacOSネイティブではなく、RustとReact,Electronベースに移行され、

デザインはドロップダウン式のカテゴリーリストやアイテムリスト丈夫に大きく表示されるようになった検索バー、フルハイトでBlurエフェクトのサイドバーなど、WindowsやLinux版の開発にも利用されたコードネーム「Knox」という同社のデザイン言語で再デザインています。

Quick Access

　また、MacのSpotlightやAlfredにインスパイアされ1Password 7シリーズで導入された、ショートカットキーでフローティングウィンドウを表示しVaults内のデータを串刺し検索できる「Quick Access」機能は、

デザインがよりコンパクトになり、前回検索したアイテムを上位に表示するスマート検索が導入され、アカウント/パスワードの選択とコピーをマウスを使わずキーボードから手を離さずに行えるようになっており、

Macアプリでもアカウントとパスワードの自動入力が可能な「Uuniversal Autofill」機能が実装されています。

Watchtower

　AgileBitsは、悪意のある攻撃者によりWebサイトやサービスが侵害されパスワードが流出した可能性のあるWebサービスを表示するHave I Been Pwnedベースの「Watchtower (Web)」機能を1Password 6から提供していますが、1Password 8では、このWatchtower機能にダッシュボード機能が追加され、

Vaults内に保存された使い回されたパスワード、弱いパスワード、パスワードが流出したWebサービスで更新されていないアカウントとパスワード、2ファクタ認証が利用可能なのにも関わらず、2ファクタ認証を利用していないWebサイトの数などを表示してくれるようになっています。

SSHキー

　また、1Password 8 for Mac(WindowsやLinuxでも対応)では、gitやscp、リモートサーバーへのアクセスなど多くのワークフローで利用されているSSHキーの管理機能が追加され、

GitHubやGitLab、BitbucketなどのGitサービスでは1Passwordのブラウザ拡張機能が公開鍵の自動入力が可能で、アンロックアイテムにssh:// URLを追加しておけば、1クリックとTouch ID認証でセッションが開始することも可能になっています。

Add an ssh:// URL to an item and 1Password can start a session for you — and auth with the built-in SSH agent. pic.twitter.com/tTdehOYOrn

— Mitchell Cohen (@mitchchn) March 18, 2022

$ cat ~/.ssh/config
Host *
	IdentityAgent "~/.1password/agent.sock"

アイテム作成

　この他、1Password 8 for Macではアイテム作成ウィンドウもアップデートされ、一般的なアカウントとパスワードの保存はもちろん、GitHubなど開発者向けサイトやGoogle, AmazonなどポピュラーなWebサイトのアカウント作成を手伝ってくれます。

　1Passwordサービスは月額2.99ドルのサブスクリプション制で、1Password 8 シリーズはMacだけでなく、既にWindowsやLinux版がリリースされ、iOS版の開発も進んでいるので、興味のある方は14日間すべての機能が利用可能なトライアル版を試してみてください。

PV

1Password 8 for Mac – 1Password
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