Appleが紛失防止タグ「AirTag」の新機能情報を公開しています。詳細は以下から。
Appleは2022年02月、昨年04月より発売を開始したAppleの探すネットワークを利用した紛失防止タグ「AirTag」がストーカーや窃盗などの犯罪に利用されている問題を受け、2022年後半にAirTagの追跡アラートシステムに関するアップデートを行うと発表していましたが、
Appleでは、誰かからAirTagが取り付けられた鍵を借りた場合や、車内に家族のAirPodsが置き忘れられた状態で車で移動した場合など、特に害のない理由で個人が不要な追跡のアラートを受け取る可能性があることを認識しています。また、私たちは悪意を持った人が犯罪の目的でAirTagを悪用する報告も目にしてきました。
AirTagと不要な追跡に関するアップデート – Apple
これに関してAppleは現地時間2022年04月28日より、AirTagのファームウェア・アップデートで追加された新機能を紹介するサポートページの公開を開始しています。
AirTag Firmware Update 1.0.301
- Tuning the unwanted tracking sound to more easily locate an unknown AirTag.
What’s new in firmware updates for AirTag – Apple Support
Appleによると、最新のAirTagファームウェアでは、ユーザーのものではない不要な追跡に使用されている可能性がある不明なAirTagがiPhoneによって発見された場合の検出/警告音を調整したそうで、
この改善はiOS 14.5以上のiPhoneに接続されたAirTagのファームウェア「v1.0.301」で提供されており、ファームウェアのバージョンの確認は、iOSの「探す」アプリでAirTagを表示し、AirTagの名前を1回タップすると、シリアルとワームウェア番号が表示されるようになっています。
新旧の警告音の違いは不明ですが、Appleは不要な追跡に使用されているAirTagを発見した際の音が最も大きく聞こえるようトーン音をより多く使用するようにトーンシーケンスを調整すると発表していたので、今回のアップデートでは、この改善が行われた可能性があります。
AirTagの音の調整:現在、不要な追跡のアラートを受け取っているiOSユーザーは、不明なAirTagを見つけやすくするために音を鳴らすことができます。Appleは、不明なAirTagをより簡単に見つけられるようにするため、音が最も大きく聞こえるトーンをより多く使用するようにトーンシーケンスを調整する予定です。
AirTagと不要な追跡に関するアップデート – Apple
おまけ
ちなみに、アメリカでストーカー行為や窃盗に利用されたAirTagは、AirTagを付けられた人が音*で発見できないよう、スピーカーが壊される/削除されていたケースが多いようです。
また、iPhoneの場合は不明なAirTagがしばらく近くにあると、iPhoneにセーフティ通知が表示されますが、Androidデバイスの場合はAppleが公開しているトラッカー検出アプリを利用して、被害を受けている人が検索しなければなりません。
- AirTagと不要な追跡に関するアップデート – Apple
- What’s new in firmware updates for AirTag – Apple Support
コメント
> シリアルとファーウェイ番号が表示されるようになっています。
ファームウェア番号、ですかね。
ご指摘ありがとうございます。先程修正したので、WordPressのキャッシュがクリアされる明日朝には修正されていると思います。
ファーウェイ番号