デフォルト・ブラウザとサブ・ブラウザの切り替えや特定のURLを開くブラウザの設定が可能なMacアプリ「Velja」がリリースされています。詳細は以下から。
VeljaはGIFエンコードアプリ「Gifski」などを開発している、元GoogleのエンジニアのSindre Sorhusさんが新たに開発したブラウザスイッチャーで、SafariやChrome、Firefoxなど様々なブラウザを切り替えたり、リンクを開くブラウザをドメイン別に割り振ることができます。
Open links in a specific browser or a matching native app. Easily switch between browsers.
Example use-cases:
- Use Safari as your primary browser but open Google Meet links in Chrome
- Open links to figma.com directly in the Figma desktop app
- Open links to the internal company website in Firefox
- Open Zoom meeting invitations directly in the desktop Zoom app
Velja – Mac App Store
同様のアプリにBumprやBrowserosaurus、Browser Openerなどがありますが、Veljaは、Macのシステム環境設定で「デフォルトのWebブラウザ」に設定しておくだけで、以下の3つの機能が利用できます。
Velja
デフォルト/サブブラウザ切替
MicrosoftやGoogleアカウントなど、プライベートと会社用のアカウントを所有&使い分けている場合、状況に応じてプライベート/会社用に利用しているブラウザとは別のブラウザを利用した時がありますが、Veljaはその様な場合に、メニューバーから素早くブラウザを切り替えることが可能で、
[Preference..]の[Browsers]タブで、サブ・ブラウザ(Alternative browser)を登録しておけば、リンクをクリックする際にOptionを押しながらリンクをクリックすると、メイン・ブラウザを切り替えずにサブ・ブラウザでリンクを開くことも可能です
Webアプリ
最近ではWeb会議サービスZoomやGoogle Meet、Microsoft Teams、SNSなどを利用する機会が増え、それに合わせて各社はMacネイティブやPWA、Electronベースのアプリを公開していますが、Veljaでは各Webサービスのリンクを各社のアプリで開く、または別のブラウザで開く設定も可能となっています。
カスタムリンクルール
カスタムリンクルールはiCloudサービスのリンクはSafariで、Google AppsのリンクはChromeで開きたい場合などに、ドメイン別に開くブラウザを設定できる機能で、設定したドメインはデフォルトブラウザとは関係なく指定したブラウザで開かれ、
より詳細にサブドメインやPrefix、URLに含まれる文字列、正規表現を利用したルールも設定できるようになっています。
Veljaのシステム要件は最新のmacOS 12.3 Monterey以上となっていますが、Veljaには上記の他に、クリップボードにあるURLをメニューバー・メニューから開く機能や、トラッキングパラーメータ、”mailto:”を削除してリンクを開く機能、
Mac/iPhoneのHandoff機能が実装されており、アプリはMac App Storeで無料で公開されているので、興味のある方は試してみてください。
- Velja – Mac App Store
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