Mac Studioのヘッドホンジャックに内蔵されているDACはMacBook Pro (2021)と同じ仕様でイレゾオーディオ対応となっているそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年03月08日に開催したスペシャルイベント「Peek performance.」の中で、Apple M1 Max/Ultraチップを搭載した「Mac Studio」を発表したさい、Mac Studioに搭載されている3.5mmヘッドホンジャックはハイインピーダンスヘッドホンやアンプ内臓の外部スピーカーに対応したProオーディオジャックと説明していましたが、
Appleがアップデートしたサポートドキュメントによると、このProオーディオジャックは、昨年10月に発売されたMacBook Pro (14/16インチ, 2021)と同仕様で、インピーダンスの検知機能や出力電圧の自動調整機能、最大サンプルレート96kHz対応のデジタル・アナログ・コンバーター(DAC)を内蔵し、ヘッドホンジャックから直接ハイレゾオーディオを楽しむことができるそうです。
サポートドキュメントによると、Mac Studioに内蔵されているDACは、ヘッドホンジャックにインピーダンスが150Ω未満のヘッドホンを接続すると、最大出力電圧は1.25Vrmsですが、150Ω以上のハイインピーダンス・ヘッドホンの場合、最大出力電圧が3Vrmsに自動調整され、最大1kΩのヘッドホンにも対応するそうなので、対応するスピーカーやヘッドホンをお持ちの方は試してみてください。
With impedance detection, adaptive voltage output, and a built-in digital-to-analog converter that supports sample rates of up to 96 kHz, you can enjoy high-fidelity, full-resolution audio directly from the headphone jack on your Mac.
Use high-impedance headphones with MacBook Pro (2021) and Mac Studio – Apple Support
コメント
96kHzとなっていますが、ハイレゾなら192kHzじゃないでしょうか?
96kHzなら僕のMac mini 2012でも32bit浮動小数点で出ます。
自己レス済みません。
確認したところ、確かにAppleが公式に96kHzと言っているのですね。また過去記事から、1度Appleがオーディオ出力についてダウングレードしていたことも了解しました。
Mac mini 2012は光デジタル出力可能な最大96kHz/32bit仕様でしたが、素の状態ではApple Music的な意味でのハイレゾ配信に対応していないことも確認しました。
確かに96kHzオーバーだとデジタル的な音質の差は出にくく、出力インピーダンスや再生側の質による影響が大半を占めるので、無理に192kHzにせず、96kHzで実質的な音質を上げる考え方の方が賢いのかも知れません。
またApple Musicでの(音楽)配信サービスと、オーディオ的な「ハイレゾ」を結びつけて扱うのであれば、96kHzを「ハイレゾ」という括りにした方がユーザー的に誤解が生じないのかも知れませんね。
Mac mini 2012の近い将来の買い換えに絡んで、外付DAC導入について悩んでいたので(将来のMx系Mac miniが192kHz出力に対応するなら外付DACは不要、未対応なら先行して外付DACを導入するのも可。)この情報は助かりました。