AppleがハイエンドMac向けのApple Silicon「M1 Pro」と「M1 Max」を発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年10月18日よりオンラインでスペシャルイベント「Unleashed.」を開催し、昨年11月に発表したApple Silicon「Apple M1チップ」と同じ5nmプロセスでハイエンドMac向けのApple Silicon「M1 Max」および「M1 Pro」を発表しています。
Apple Silicon M1シリーズ
Apple M1
昨年発表された初のApple Siliconとなる「Apple M1チップ」はiPhone 12シリーズや第4世代iPad Airなどに搭載されている「A14 Bionic」と同じ5nmプロセスで最大8-Core CPU/GPUと16コアNeural Engineを搭載しIntel CPUより最大2.8倍高速とされながらも、
メモリ(DRAM)はパッケージ化されたUnified Memory Architectureで、Thunderbolt/USB 4コントローラーは最大2ポートまで、外部ディスプレイは最大1台(Mac miniは2台)という制限がありました。
Apple M1 Pro
これに対し、本日発表された新しい「Apple M1 Proチップ」はM1チップと同じ5nmプロセスながら、最大10-CoreのCPU、16-CoreのGPU、そして16コアNeural Engineを搭載し、メモリ帯域幅が200GB/sに向上した16GB/32GBのUnified Memoryが選択できるようになっています。
また、新しいThunderbolt 4コントローラーにより3つのI/Oポートを備え、MagSafe 3に対応した電源ポートによりThunderbolt 4ポートを全てI/Oポートとして利用できるようになったほか、ディスプレイ拡張もHDMIポートが復活し、扱える外部ディスプレイも最大2台の6Kディスプレイへとアップグレードされています。
Apple M1 Max
次に、16インチMacBook Proの最上位モデルに搭載される「Apple M1 Maxチップ」は、M1 Proチップの2倍、1Mチップの6倍となる400GB/sのメモリ帯域を持ち、最大64GBのUnified Memoryを選択可能。
CPU数はApple M1 Proチップと同じ最大8つの高性能コアと2つの高効率コアの最大10-Coreとなっていますが、GPU数はM1 Proチップの倍の最大32-Coreが選択可能になり、トランジスタ数はM1 Proチップの1.7倍、M1チップの3.5倍にもなる570億になり、
Apple M1 Pro/Maxチップ共にメディアエンジンにH.264, HEVC用のデコードエンジンを1つとエンコードエンジンを2つ、さらに新たにApple ProRes用の2つのエンコード/デコードエンジンを搭載し、M1 Maxチップは最大4台の外部ディスプレ接続にも対応しています。
比較
Apple M1 Max |
Apple M1 Pro |
Apple M1 |
|
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ロゴ | |||
CPU | 10-Core 高性能コア:8-Core 高効率コア:2-Core |
8-Core or 10-Core 高性能コア:6-/8-Core 高効率コア:2-Core |
8-Core 高性能コア:4-Core 高効率コア:4-Core |
GPU | 32-Core or 24-Core |
16-Core or 14-Core |
8-Core or 7-Core |
メモリ | 64GB(Max) 32GB |
32GB(Max) 16GB |
16GB(Max) 8GB |
メモリ帯域 | 400GB/s | 200GB/s | 66GB/s |
Neural Engine | 16-Core | ||
トランジスタ数 | 570億 | 337億 | 160億 |
外部ディスプレイ | 最大4枚 | 最大2枚 | 最大1枚 |
I/O | Thunderbolt 4 | Thunderbolt/USB 4 |
- Apple(日本) – Apple
コメント
M1と違って、モジュール式になったのね