AirPods Proのビームフォーミングマイクロフォンを利用し、目の前にいる人の声をより聞き取りやすくする「会話を強調」機能が最新のファームウェアで解禁となったそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年10月05日、Appleの「探す(Find My)」ネットワークを利用しAirPods Pro/Maxの場所を探すことができる最新のファームウェア「4A400」の提供を開始しましたが、
MacRumors(元はReddit)によると、この最新のファームウェア・アップデートではAirPods Proを探す機能だけでなくWWDC21で発表されていた「会話を強調 (Conversation Boost)」機能が利用できるようになったそうです。
Appleは2018年にリリースしたiOS 12で、iPhoneやiPadをリモートマイクとしてAirPodsを補聴器のように利用できるアクセシビリティ機能「ライブリスニング」を実装しましたが、iOS 15とAirPods Proで利用可能になった「会話を強調」機能は、
コンピュテーショナルオーディオ技術とAirPods Proのビームフォーミングマイクロフォンを利用し、軽度の聴覚障害を持つユーザーがAirPods Proを通して対面で話している人の声をより聞き取りやすくしてくれるアクセシビリティ機能です。
会話を強調機能の使い方
会話を強調機能を利用するにはiOS 15へアップグレードしたiPhoneに最新のファームウェア・アップデートを適用したAirPods Proを接続、設定アプリから[アクセシビリティ] → オーディオ/ビジュアル] → [ヘッドフォン調整]へ進み、
ヘッドフォンオーディオの一番下にある[外部音取り込みモード] → [会話を強調]機能を有効にすることで、AirPods Proのビームフォーミングマイクから目の前にいて話している人の声を拾い、聞き取りやすくしてくれます。
会話を強調機能は設定アプリから使おうとすると上記の通り面倒ですが、海や雨、小川のせせらぎなどの環境音をシステムサウンドと一緒に再生できるiOS 15の新機能「バックグラウンドサウンド」と同じように、コントロールセンターに「聴覚」コントロールを設定しておくと、
聴覚コントロールの[ヘッドフォン調整]で外部音取り込みモードをONにし、最も下にある「会話を強調」から有効/無効にできるので、iOS 15のiPhoneとAirPods Proをお持ちの方は試してみてください。
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