iPadOS 15ではマウス/トラックパッド操作時の複数ファイル選択がmacOSと同じようにクリック&ドラッグで可能になっています。詳細は以下から。
AppleのOS X/macOSはマウスやトラックパッド使用を前提として開発されているため、Finderアプリで複数のファイルを選択するには、マウスをクリックしたまま移動し選択したいファイルをコレクションビューで囲み、Shiftキーを押してエリア外にあるファイルをクリックすることで追加、そのままドラッグして移動することができますが、タッチ操作を基本とするiOS/iPadOSでは、これまでこの操作が不可能でした。
しかし、Appleが新たにリリースした「iPadOS 15」では、マウスやトラックパッドなどのポインターデバイス接続時にmacOSと同じポインターに特化したコレクションビューが表示され、クリック&ドラックでマルチセレクション(Multi/Band Selection)を行うことが可能になり、Mac CatalystでiPadからMacに移植されたアプリを利用していたユーザーがiPadアプリを使いだしても同じ操作(UX)で作業を進められるようになっています。
iPadOS 15でのマルチセレクションと不具合
上記の通り、iPadOS 15のファイルアプリでは、マウスをクリック or トラックパッドをタップしホールドしているだけでファイルの選択モードに移行し、そのままポインターを移動すると長方形のコレクションビューが表示され、複数のファイルを一度に選択することができるようになっているほか、macOSと同じようにShiftキーを押して連続していないファイルを追加することも可能になっています。
ただ、複数のiPadで試したところ、初期リリースとなるiPadOS 15.0では、このマルチセレクションが利用できないケース(iPad)が確認でき、加えてiPadOS 15(iOS 15も)のファイルアプリでは、macOSのFinderアプリと同じようにフォルダ内検索でワードやファイルの種類(拡張子)の区切り/予測入力が可能になっているようですが、
この機能も同じく初期リリースとなるiOS 15.0/iPadOS 15.0では検索ワードでフォルダ内検索を区切ると検索結果から全てのファイルが消えてしまうバグがあるようなので、このあたりは今後のアップデートを待つしかないようです。
コメント
少しずつ使いやすくなってるね。Magic Keyboardを買ってしまった身としてはありがたい