Apple M1チップを搭載した一部のMacで異常なスワップが発生し、SSD寿命に影響を与えているもよう。

smartctlでMacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)のチェック Apple Silicon Mac
MacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)のSMART情報
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 Apple M1チップを搭載した一部のMacで異常なスワップが発生し、SSD寿命に影響を与えているようです。詳細は以下から。


 Appleが2020年11月より発売を開始したApple M1チップを搭載したMacでは、M1チップに統合されたストレージコントローラと最新のApple Fabricプロトコルのフラッシュテクノロジーにより、ストレージ性能(Read/Write値)が大幅に向上していますが、

Apple M1 SSD Apple Fabric

このApple M1チップを搭載したMacを購入&数ヶ月使用している一部のユーザーから、スワップが原因と思われるSSDへの異常な書き込みが発生しているという報告がされています。

 これは、smartmontools(smartctlコマンド)で表示したSMART情報から明らかになったそうで、一部のユーザーはApple M1チップ搭載のMacBook Air/Pro, Mac miniを利用して2ヶ月で書き込み量(Data Units Written)が数十 ~ 数百TBに達し、SSD寿命設計値に対する書き込みデータ量(Percentage Used)が既に2~4%となっているそうです。

2020年11月に購入したMacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)のSMART情報

2020年11月に購入したMacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)のSMART情報

 Apple SSDの耐久性能(TBW)は不明ですが、約2ヶ月で”Percentage Used”値が2~4%上昇すると仮定すると1年で16~24%となり、購入から約4~6年で交換が不可能なM1 MacのSSDが寿命に達することになります。また、kernel_taskがこの原因と思われる数TBの書き込み(スワップ)を発生させているという報告もあるので、気になる方はアクティビティモニターやSMART情報をチェックしてみてください。

おまけ

 上記のSMART情報はHomebrewでsmartmontoolsをインストールして、書き込みデータ量はアクティビティ・モニターアプリの[ディスク]タブでチェックできます。(2020年11月に購入したテスト用MacBook Pro (M1, 13-inch, 2020)のSMART情報も確認してみましたがData Uits Read/Write値は数TBと多少高いようです。)

Apple M1 Macのsmartmontools情報

brew install smartmontools
sudo smartctl --all /dev/disk0

コメント

  1. 匿名 より:

    もともとメモリの搭載量が少ないから、そういう仕様になってるんじゃないの?
    4〜6年だと、想定通りの機材としての寿命だろうし

  2. 匿名 より:

    >>1
    メモリ積載量が最大16GBていうのがスワップの原因なのはわかるけど、
    SSD寿命が4~6年だとAppleのビンテージ年数の「7年」に引っかかるからだめだと思うんだが。。。

    あと、うちでサーバーに使ってるMac mini (2018)のSMART情報見たらPercentage Used: 6%て出たから、2年間フルで使っているMac mini (Intel)と2ヶ月使ったMac mini (M1)とがほぼ同じなんでやっぱり何か問題ありそう。。。

    • 匿名 より:

      ここにありますが
      訂正:iPhoneの使用は3年想定!? アップルが回答 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
      ttps://forbesjapan.com/articles/detail/11872

      >MacやアップルTVに関しては4年ということだ

      なので、4〜6年というのは十分想定内なので問題ないです。
      ビンテージというのは機材の寿命じゃなくて、修理・サポートの対応年数だったはず。
      そもそもSSDの寿命自体が3〜5年程度と言われてるので(NANDの前にコントローラーが壊れる)、それを固定化してる時点で長期の製品寿命は考えていないはず。

  3. 匿名 より:

    M1かどうかは関係ないねこれ
    Big Surが問題っぽい

  4. 匿名 より:

    2017年に買ったMac mini 2014モデルで書き込みが12.8 TBなので、Apple M1(それともBig Sur?)は明らかにおかしいですね。
    ていうか、2ヶ月で150TBの書き込みは60日として1日2.5TBですよ?何かMPIスパコンでやるような大規模計算でもしない限りここまでならないと思います。

    === START OF SMART DATA SECTION ===
    SMART overall-health self-assessment test result: PASSED

    SMART/Health Information (NVMe Log 0x02)
    Critical Warning: 0x00
    Temperature: 43 Celsius
    Available Spare: 100%
    Available Spare Threshold: 10%
    Percentage Used: 1%
    Data Units Read: 21,319,809 [10.9 TB]
    Data Units Written: 25,046,338 [12.8 TB]
    Host Read Commands: 380,393,448
    Host Write Commands: 489,103,106
    Controller Busy Time: 2,170
    Power Cycles: 180
    Power On Hours: 10,262
    Unsafe Shutdowns: 39
    Media and Data Integrity Errors: 0
    Error Information Log Entries: 0
    Warning Comp. Temperature Time: 0
    Critical Comp. Temperature Time: 0
    Temperature Sensor 1: 43 Celsius
    Temperature Sensor 2: 58 Celsius

  5. 匿名 より:

    気にしないのが一番

  6. 匿名 より:

    これは Spotlght 検索で異常アクセスしています、と下記サイトに次のように記載されていました。

    「システム環境設定」→「Spotlght」で「プライバシー」タグに移り「Spotlghtの検索から除外する場所:」に 内蔵SSD のほか、外付けSSD もここに登録するいい、とあります。

    実際にしてみると異常アクセスが止まりました。

  7. 匿名 より:

    確かにSpotlightからドライブ(と自分の場合はSynologyのnas)除外したらアクセスは落ち着きましたね
    心做しかCPU使用率も落ち着いた気がします
    Spotlightのインデックス作成が暴走でもしてたんですかね・・・

  8. 匿名 より:

    アクティビティモニターで、異常タスクを見れば msd 関連プロセスが異常なのがわかるはずです。

    msd 関連プロセスは Spotlght 検索用のプロセスです。

    どうもディスク検索のための Index を異常に作成・書き込みを繰り返して暴走しているように思います。

    ですから、Spotlght 検索対象からディスクを除外してやれば、このような異常を回避できます。

  9. ted t. より:

    Swap 犯人説は間違いです。

    このような記事を書いたわけですから、アクティビティモニターで cpu/エネルギー/ディスク タブの内容を確認してみてください。

    mds 関連プロセスの数値が異常に高いはずです。

    mds 関連プロセスは Spotlght 検索用のプロセスです。

    この異常書き込みを止めるには、Apple のアップデートを待つまでもなく、Spotlght の環境設定見直しで劇的にディスクアクセスが減り、大きく改善されます。

    放置すると刻一刻と SSD 寿命を縮めてしまいます。

    ですので、アクティビティモニターで検証いただいて、信頼に足りる情報と判断の場合は、本記事を訂正いただくか、追加記事を掲載いただくかしてください。

    そうでないと M1 Mac は 3〜4 で交換できない SSD が寿命を迎えてしまいます。

    なお、Apple のテクニカルセンターには本日、この情報を伝えました。

    全世界で発生していること、Swap 犯人説が独り歩きしていること、Aplple 自信は本件を深刻に捉えてなさそうだ、ということ、真犯人は Spotlght であること、当面の回避手段があること、これらの情報を Apple 自身で検証して認めるならば、本国に伝えること、修正バージョンが出る前に回避できるが設定見直ししないと深刻な寿命問題になること、などを広報すること、ユーザーリストに基づく注意喚起と対応を行うこと、と伝えました。

  10. 匿名 より:

    Spotlightのインデックス作成中ってkernel_taskプロセスで読み書きもするのでしたっけ。
    M1なMacがないので私は調べられないですけど、症状が発生した段階でpsコマンドを使えば誰が犯人かわかりそうですね。

  11. 匿名 より:

    msdじゃなくてkernel_taskの書き込みが異常ということだから、犯人がspotlightというのはちょっと違うと思いますけどねえ。

  12. 匿名 より:

    この問題について言及しているサイトの情報をまとめると,Spotlightは原因の一部ではあるかもしれないが(Spotlightを切ればSSDへの異常アクセスは多少軽減される),原因のすべてではないというあたりですかね。  あと,CatalinaのIntel Macでも同様の症状が発生している人もいるようで,結局のところOSの問題のようです。

  13. 匿名 より:

    Spotlightは原因のひとつではあるようですが,Spotlightを切ったからと言って問題がすべて解決するというわけではなさそうです(たしかに症状は軽減するようではありますが)。 Catalina+Intel Core i7という組み合わせでもkernel_taskの異常書き込みという症状が一部で発生しているようなので,根本的な解決にはたぶんAppleによるOSのアップデートを待つしかないと思われます。

  14. より:

    Spotlightは原因のひとつではあるようですが,Spotlightを切ったからと言って問題がすべて解決するというわけではなさそうです(たしかに症状は軽減するようではありますが)。 Catalina+Intel Core i7という組み合わせでもkernel_taskの異常書き込みという症状が一部で発生しているようなので,根本的な解決にはたぶんAppleによるOSのアップデートを待つしかないと思われます。

  15. 匿名 より:

    iMacでApple siliconモデル出たら購入予定だったんだけど、この問題ハッキリするまでは手が出せないな…

  16. 匿名 より:

    spotlightの暴走は昔からよくあったことだから、今回、swapだ、って言ってる連中もそんなことは百も承知で問題を切り分けた上で言ってるんじゃないのかな。

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