Sticky modifier keysをサポートしたMac用キーボードカスタマイザー「Karabiner-Elements v13.3.0」がリリースされています。詳細は以下から。
Mac用キーボードカスタマイザーKarabinerシリーズを開発しているTakayama Fumihikoさんは日本時間2021年01月29日、Macに接続されたキーボードやマウスの入力のリマップなどを行える「Karabiner-Elements」のv13.3.0アップデートをリリースし、いくつかの修正と新たに「Sticky modifier keys」をサポートしたと発表しています。
Sticky modifier keysは以前からリクエストが多かったようで、機能としては修補キーを1回押すとそのキーが固定される、またはそのキーを押し続けている間は一般的な修補キーとして機能するというもので、
例えば[Simple modifications]で[left_shift]に[sticky left_shift]を割り当て、左Shiftを押してからAキーを2回入力すると「Aa」が入力されるようになり、[sticky left_shift (pressing and holding down is disabled)]を割り当てて左Shiftキーを押した状態でAキーを2回入力すると同じく「Aa」が出力されるように設定できます。
Sticky keyはmacOSのアクセシビリティ機能にもSticky keyの1つとして「複合キー」が導入されており、これを利用することでホームポジションを維持しながら修補キーを利用したり、修補キーを1キーずつ押すことができますが、Karabiner-Elements v13.3.0では上記の通りこの設定を行うことが可能で、Sticky modifier keyを設定するとキーがロックされている間は画面右下にインジケーターが表示されるようになっているので、興味のある方は試してみてください。
リリースノート
🐛 Bug Fixes
- Fixed an issue that installer requires Rosetta 2 on Apple Silicon Macs.
💥 Breaking changes
- Changed the default function of f4 key to spotlight, f5 key to dictation, f6 key to f6.
- Note: This change will be applied when you create a new profile.
- Changed to Karabiner-Elements does not modify f1-f12 keys on touch bar.
- The caps lock delay of Karabiner Virtual HID Keyboard has been removed. The state of caps lock will be changed immediately after you press the caps lock key.
✨ New Features
- Supported sticky modifier keys
- Added apple_vendor_keyboard_key_code and apple_vendor_top_case_key_code to event definitions.
- apple_vendor_keyboard_key_code
- apple_vendor_top_case_key_code
⚡️ Improvements
- Updated in-app screenshots to Big Sur.
- Added the close button to notification window.
- Karabiner-Elements – pqrs.org
- How to use sticky modifier keys – Karabiner-Elements
コメント
Karabiner-Elements v13は、M1サポートとしてHPに書かれているが、前13.1.0同様に、M1 Macでは、Kernel panicを起こし、シャットダウンすると再起動が繰り返します!
インストールした場合は、再起動で立ち上がった後、アンインストールすることをお勧めします。アンインストールすればKernel panicは解消します。別途作者とはやり取りしているが、Apple側の問題と主張しています。
インストールすればすぐに発生するので、なぜリリースするのか理解できません。