Macのスリープを抑制してくれるユーティリティ「Amphetamine」が、App Store Reviewガイドラインの違法な薬物を助長するアプリとしてAppleから警告される。

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 Macのスリープを抑制してくれるユーティリティ「Amphetamine」が、App Store Reviewガイドラインの違法な薬物を助長するアプリとしてAppleから警告されていたそうです。詳細は以下から。

Amphetamine v4.3

 Amphetamineは米マサチューセッツ州ケンブリッジのエンジニアWilliam Gustafson(@x74353)さんが2014年から開発しているMac用ユーティリティで、2010年に開発が終了した「Caffeine」のクローンアプリとしてAmphetamineKeeping You AwakeLungoと同じくMacがスリープするのを防いでくれる機能があり、

Amphetamine for Mac

2020年02月に公開されたAmphetamine 5.0ではリッドクローズド・モードのMacBookのスリープ防止にも対応しましたが、このアプリがApp Store Review Guidelinesの違法な薬物を助長するアプリとして、App Storeから削除するとAppleから警告されていたそうです。

Amphetamine for Mac back to Mac App Store

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App Store Reviewガイドライン 1.4.3

 Gustafsonさんによると、Amphetamineは2014年から2020年12月までの6年間でアメリカのMac App Storeで432,800ダウンロードされ、1,400を超えるレビューで4.8~5.0の評価を得ていたものの、12月29日になって急にApple側から「このアプリがApp Storeのガイドライン1.4.3に違反しているため問題が解決されない場合は2021年01月12日にMac App Store削除する」という連絡があったそうです。

App Store Review Guidelines 1.4.3

1.4.3 たばこや電子タバコ(関連製品を含む)、違法な薬物、過度のアルコールの摂取を助長するAppは、App Storeでは許可されません。未成年者によるこれらの摂取を促すAppは却下されます。また、マリファナ、たばこ、規制薬物(認可を受けた調剤は除く)の販売を目的とすることもできません。

App Store Reviewガイドラインより

 Gustafsonさんはアプリの名前がAmphetamine(覚醒剤)で規制薬物やピルを連想させるアイコンだからといって、アプリが違法なわけではないとして署名活動を行い、Amphetamineは過去にAppleのレビュアーによりMac App Store StoryでMacのスリープ設定を自在にコントロールするアプリとして取り上げてもらったときも何のクレームも来なかったことなどをAppleに送ったそうで、

Amphetamine for Mac App Store Story

その結果、現地時間の01月02日なり、ようやくAppleにAmphetamineという名前とアイコンが問題ないことを受け入れてもらったと報告しています。GustafsonさんはAmphetamine以外にもApp Storeには薬物を連想させるアプリ名やアイコンが多く存在すること、Amphetamineは既に多くの企業やハーバード大学ヴィース研究所でデプロイされているMacにデフォルトでインストールされていることなどの反論をまとめ、SaveAmphetamineとしてリポジトリに公開しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

On January 2nd, 2021, I received a call from Apple to discuss the results of my appeal. On that call, an Apple representative stated that Apple now recognizes that the world “amphetamine” and the pill icon are being used “metaphorically”, and in a “medical sense.”

x74353/SaveAmphetamine: Apple has threatened to remove Amphetamine from the App Store. – GitHub