次期macOS 11 Big SurやiOS 14などのSafari v14では、Touch IDやFace IDを利用してパスワード入力なしにWebサイトへのログインが可能なるそうです。詳細は以下から。
Appleは日本時間2020年06月22日午前10時より世界開発者会議(WWDC20)をオンラインで開催していますが、その中のセッション10670「Meet Face ID and Touch ID for the web」によると、Appleは今年秋にもリリースを予定しているmacOS 11 Big SurやiOS 14/iPadOS 14のデフォルトブラウザとなるSafari v14で、MacやiPhone、iPadのTouch IDやFace IDを利用したWebサイトへログインを提供すると発表しています。
Face ID and Touch ID provide a frictionless experience when logging in — and now you can use them on your websites in Safari with the Web Authentication API. Discover how to add this convenient and secure login alternative to your website.
Meet Face ID and Touch ID for the web – WWDC 2020 – Videos – Apple Developer
Safariとパスワード
AppleはデフォルトブラウザであるSafariにユーザーが安全かつ簡単にWebサイトへログインできるようパスワード管理機能や、Touch ID/Face IDと連携したパスワードの自動入力機能「Password Autofill」を導入し、
2018年にリリースされたmacOS 10.14 Mojave/iOS 12搭載のSafari v12では、SMSベースでの2段階認証を利用しているWebサイトで、SMSで送信されてきたワンタイムパスワードをメッセージアプリからSafariへ転送し、自動入力する「Security Code AutoFill」を導入していますが、
WWDC20のセッション10670によると、Appleは次期Safari v14でWeb Authentication APIを利用し、Webサイトへのログイン時にiPhoneやiPad、MacのFace IDやTouch IDを利用してパスワード入力なしにWebサイトへログインできるようAPIを提供するそうで、
パスワードレスでのログインはFIDO2に対応したTitanやYubicoのセキュリティキーでも可能ですが、Appleはさらに各Webサイトへ別々のAttestation(認証器の構成証明)を利用することができる「Apple Anonymous Attestation」を今後提供しユーザープライバシーにも配慮すると発表しています。
- Meet Face ID and Touch ID for the web – WWDC 2020 – Videos – Apple Developer
コメント
TouchIDのないMacでもApple Watch経由で使えるようにして頂きたいね。