ターミナルからUnicodeのデータを検索できるコマンドラインツール「cicero-tui」がリリースされています。詳細は以下から。
cicero-tui(CICERO Terminal User Interface)はUnicodeデータベース・ツール「Cicero: A Unicode® Tool for Mac/iOS」を開発しているニュージーランドのDJメーカーSerato DJのエンジニアYan Liさんが新たに公開したコマンドラインツールで、macOSやGNU/LinuxのターミナルからUnicodeのデータを検索/確認することが出来ます。
cicero
A Unicode tool with terminal user interface.eyeplum/cicero-tui: A Unicode tool with terminal user interface. – GitHub
インストール
cicero-tuiはfontconfigとfreetypeライブラリを利用しcargoでBuild可能で、Build後はciceroコマンドでUnicodeを検索/確認することが出来ます。
brew install pkg-config fontconfig git clone https://github.com/eyeplum/cicero-tui cd cicero-tui cargo build --release ./target/release/cicero --version
Unicodeの検索はコマンド後に文字列を入力するだけで、例えば一見1つの絵文字に見える👩❤️👩といった絵文字はゼロ幅接合子(Zero Width Joiner:U+200D)と異体字セレクタ16(U+FE0F)を利用して複数の絵文字を組み合わせてていますが、ciceroコマンドで確認するとそれらが全て表示されます。
また、ciceroコマンドはTerminal UIモードを備えており、こちらのモードではPreviewやCode Pointの表示が可能で、データベースはMac版と同じくUnicode v13.0まで対応しているので、macOSやLinuxのターミナルでUnicodeを確認したい方は試してみてください。
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