ChatGPT APIを利用しmacOSやWindows、Linux、ブラウザ上で動作する翻訳ツール「OpenAI Translator」がリリース。

OpenAI Translator 仕事効率化
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 ChatGPT APIを利用しmacOSやWindows、Linux、ブラウザ上で動作する翻訳アプリ/機能拡張「OpenAI Translator」がリリースされています。詳細は以下から。

OpenAI Translator

 OpenAIが公開しているAIチャットボットChatGPTは、様々な分野の質問に答えてくれるだけでなく、言語翻訳にも利用できますが、このChatGPT(API)を利用した翻訳アプリとブラウザ用機能拡張「OpenAI Translator」が新たにリリースされています。

OpenAI Translator

I have developed a Bob plugin that utilizes ChatGPT API to provide global word translation on macOS. However, since not all users have access to macOS to benefit from the plugin, I have created this project!

yetone/openai-translator – GitHub

 OpenAI TranslatorはBentoMLのエンジニアで、中国語に対応したmacOS用OCR/翻訳アプリBobを開発している管锡鹏(yetone)さんが新たに公開した翻訳ツールで、当初はChrome用機能拡張として開発されていましたが、途中からElectronベースのデスクトップアプリとなり、現在ではブラウザだけでなく、macOSやWindows、Linuxもサポートしているそうです。

OpenAI Translatorの使い方

 OpenAI Translatorはオープンソース(AGPL-3.0)で開発されており、各プラットフォームで動作するバイナリがリポジトリに公開されていますが、macOS版は署名や公証はされていないため、ダブルクリックでは起動しないので、ダブルクリック後にシステム設定の[セキュリティとプライバシー] → [セキュリティ]に表示される常に開くをクリックし、その後表示されるポップアップから開くか、以下のxattrコマンドでEAを排除してアプリを起動。

OpenAI Translatorの使い方

sudo xattr -d com.apple.quarantine /Applications/OpenAI\ Translator.app

 アプリ起動後はアクセシビリティを利用した制御と画面収録(OCR機能を利用しなければ不要)を許可し、アプリの設定画面でOpenAIのAPI Keyを設定すれば翻訳アプリとして利用することが可能になります。

OpenAI Translatorの使い方 2

 翻訳サービスではDeepL GmbH(Liguee)のディープラーニングを活用した機械翻訳サービスDeepLが有名ですが、対応言語はOpenAIのChatGPTの方が多く*、翻訳精度もそれに劣らないようで、加えてChatGPTにはDeepLにない文章の校正(polished)や要約(summarized)、分析(Analyzed)機能も備わっているので、興味のある方は試してみてください。

DeepL GmbH DeepL vs OpenAI ChatGPT translate

DeepLとChatGPTの翻訳結果

2023年03月現在DeepLは31言語、ChatGPTは55言語に対応。

おまけ

 macOS版はOpenAI Translator v0.0.30でOCR機能にも対応しています。

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