Intelの第10世代Coreプロセッサを搭載したMacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)のGeekbench 5 CPUベンチマークの仮まとめです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年03月18日、新たにIntelの第10世代Core i3/i5/i7プロセッサとシザー構造のMagic Keyboard+TouchID、2倍のストレージを搭載した「MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)」を発表しましたが、そのテスト機がTier 1に配布され、Geekbenchのデータベースにスコアが公開され始めたようなので、仮程度にまとめました。
Geekbenchのデータベースに登録された情報によると、Appleが公開していない新しいMacBook AirのSKUはベースモデルが「Core i3-1000NG4」、上位モデルが「Core i5-1030NG7」となっているため、IntelはMacBook Pro (13インチ, 2019)と同じく、AppleのためにIce Lakeプロセッサを卸しているようです。
MacBook Air (Retina, 13インチ, 2019)
MacBook Air | Model | Core Thread数 |
Base Turbo Boost |
L3 Cache | TDP | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
ベースモデル | i5-8210Y | 2/4 | 1.6GHz/3.6GHz | 4MB | 7W | Ark.Intel Geekbench |
MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)
MacBook Air | Model | Core Thread数 |
Base Turbo Boost |
L3 Cache | TDP | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
ベースモデル | i3-1000NG4 | 2/4 | 1.1GHz/3.2GHz | 4MB | 9W | Ark.Intel |
上位モデル | i5-1030NG7 | 4/8 | 1.1GHz/3.5GHz | 6MB | 10W | Ark.Intel |
CTOモデル | i7-i7-106??? | 4/8 | 1.2GHz/3.8GHz | 8MB | 9~15W | Ark.Intel |
ベンチマーク
Geekbenchのデータベースに公開されたMacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)と思われるベンチマークスコアを、他のMacBook Air/Proシリーズと比較すると以下の通りで、Airのスコアは最新のGeekbench v5.1を利用したスコア&データベースに公開された最も新しいスコア3つの平均値を利用してプロットしています。
新しいMacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)のスコアも、さすがにMacBook Proシリーズには及ばないため、MacBook Airシリーズで比較すると以下の通りとなり、Appleがプレスリリースでコメントしているとおり、「Intel Core i5-8210Yを搭載した前2018~2019モデルの最大2倍のプロセッサ性能」は上位/CTOモデルのCore i5/i7で達成されていそうで、Core i3のベースモデルは前モデルの30%程度のスコアアップとなるようです。
MacBook Airが新たに搭載したCPUの処理能力はこれまでの最大2倍になり(*2)、グラフィックスの処理能力も最大80パーセント高まったので(*3)、毎日の作業を軽々とこなして、ゲームの楽しみも倍増します。
*2,3: 16GBのRAM および 2TBのSSD を装備し、Intel Iris Plus Graphics を備えた1.2GHz クアッドコア Intel Core i7 搭載 MacBook Air 試作モデル、16GBのRAMおよび1TBのSSDを装備し、Intel UHD Graphics 617 を備えた 1.6GHz デュアルコア Intel Core i5 搭載 MacBook Air 量産モデルを使用し、2020年2月にAppleが実施したテスト結果に基づきます。新しいMacBook Air、さらなる魅力を備え、104,800円とお求めやすくなって登場 – Apple
また、アーキテクチャが違うため一概には比較できませんが、Appleは2021年以降に自社製ARMプロセッサーを搭載したMacを発売するという噂が度々出てきているので、A13 Bionicを搭載した最新のiPhone 11 Pro Maxと、A12Xを搭載したiPad Pro (12.9インチ, 第3世代)のスコアも入れて見てみると、新しいMacBook Airの演算性能は、既にAppleのAプロセッサに抜かれているため、MacBook Airクラスで十分なユーザーはARM版Macが発売されたら導入を検討してみる価値はあるかもしれません。
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- 新しいMacBook Air、さらなる魅力を備え、104,800円とお求めやすくなって登場 – Apple
コメント
先程Intelのサイトで
Corei7 1060NG7
Corei5 1030NG7
Corei3 1000NG4
の情報が公開されました。
ttps://ark.intel.com/content/www/jp/ja/ark/products/196589/intel-core-i5-1030ng7-processor-6m-cache-up-to-3-50-ghz.html
i3-1000NG4
i5-1030NG7
i7-1060NG7
上記3点のSKUがIntelで公開されたみたいです。
Intelのページに上記3点のCPUのSKUが追加されてました。
i7のモデル名はi7-1060NG7で、TDPは10Wのようです。
Intel i3-1000NG4のデータ公開されましたよ。
完全にApple専用SKUですね。
ttps://ark.intel.com/content/www/us/en/ark/products/196586/intel-core-i3-1000ng4-processor-4m-cache-up-to-3-20-ghz.html
ARM版Macね・・・
Windows RTでこけて尻尾巻いて逃げたMSの後追いにならないといいが
ArmよりMacBook Pro 2020に期待している。
WWDCに来るかね