新しいMacBook Pro Late 2016のSSDはPCIe 3.0×4レーンで、Read/Write値ともMacの中でほぼ最速に。

　新しいMacBook Pro Late 2016のSSDはPCIe 3.0×4レーンで、Read/Write値ともMacの中でほぼ最速になっているそうです。詳細は以下から。

　新しく発表されたMacBook Pro Late 2016ファミリーの中で、一足先に発売されたTouch Bar非搭載のMacBook Pro (13-inch, Late 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)モデルですが、このモデルのSSDのベンチマークスコアをArsや9to5Mac, OWC, Bare Featsなどが公開しています。

MBP Late 2016モデルのSSD

　Appleは先日行ったスペシャルイベント内で同モデルのストレージについて、前モデルと比較してシーケンシャルリードは最大1.5倍の3.1 GB/sに達し、シーケンシャルライトは2.1~2.2 GB/sになると発表していますが、

新しいMacBook Proは一世代前のモデルよりさらに速くなったソリッドステートドライブを搭載し、シーケンシャルリードの速度は最大3.1GB/sに達します。15インチモデルでは初めて2TBのSSDを選べるようになりました。これは、最大級のプロジェクトでさえ外付けドライブを使わずに保存して持ち歩けるスペースです。

MacBook Pro – Apple（日本）

OWCのQuickBenchを利用したベンチマークテストでは、256GBモデルでもそれを裏付けるリード平均 約2,800MB/s、ライト平均 約1,400MB/sというスコアが出ているそうです。

比較

　Arsは新しいMacBook Pro(MBPのSSD性能を旧MacBookやiMacと比較しそれをグラフ化していますが、その結果によると新しいMBPのSSDは同じPCIe 3.0×4レーンを採用したMBP 2015 15インチモデルより1.4倍以上性能が向上しています。

　これは旧2015 15インチ MBPモデルのCPUがIntelの第4世代 Coreプロセッサ「Haswell(Crystalwell)」が通常eGPUに提供するPCIe 3.0レーンを利用していたのに対し、2016 13インチ MBPモデルは第6世代 Coreプロセッサ「Skylake-U」を採用したことでPCIe 3.0レーンを直接SSDに当てることが出来たためで、

Finally, Apple remains at the forefront of SSD performance, both in the amount of bandwidth it’s willing to give to drives and in the speed of those drives. The new 13-inch Pros give the SSD four lanes of PCI Express 3.0 bandwidth, something that’s now possible because Skylake builds PCI Express 3.0 lanes directly into the chipset. Last year’s 13-inch Pros were limited to PCI Express 2.0. Last year’s 15-inch Pros provided four lanes of PCI Express 3.0 bandwidth, but it could do this only because Intel’s quad-core processors have their own embedded PCI Express 3.0 lanes, typically provided for use by external GPUs.

Review: The $1,499 2016 MacBook Pro is an expensive MacBook Air on the inside – Ars Technica

2015 15インチ MBPの512GBモデルがリード2,013.96MB/s、ライト1,520.12MB/sなのに対し、2016 13インチ MBPの256GBモデルでもライトは同等の1,449.57MB/sかつ、リードは2,874.08MB/sと40%以上高速になっているそうなので、購入された方は確認してみてください。