Appleが2021年前半にも自社製ARMプロセッサーを搭載したMacを発売するという噂。

MacBook Pro 2021 Apple
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 Appleが2021年前半にも自社製ARMプロセッサーをMacに搭載するという噂が出ているそうです。詳細は以下から。

Apple T3のロゴ

 MacRumorsによると、アナリストのMing Chi Kuoさんが、Appleが2021年前半にも、Touch Bar/ID用のSoC「Apple T1/T2」に続き、メインプロセッサーに自社製のARMベースプロセッサーを搭載したMacを出荷するようだと投資家に告げたそうです。

MacBook Pro 2021

Apple’s first Mac with a processor designed in house is set to be released during the first half of 2021, Apple analyst Ming Chi Kuo said in a note to investors this morning that was obtained by MacRumors.

Mac With Apple-Designed Arm Processor Coming in First Half of 2021 – MacRumors

 AppleはIntelのロードマップに縛られずにMacをアップデートするため、自社製のARMプロセッサー搭載のMacを開発しているという噂は以前からあり、米BloombergやAxiosは昨年まで、2020年の早い時期にAppleが設計したARMベースのプロセッサー搭載のMacが出荷されるとコメントしてきましたが、今回のコメントは2020年にはARMベースのMacは発売されないということを示しているようです。

2018年4月3日のニュース。

 Kuoさんが投資家に寄せたメモには、Appleは中国で発生したコロナウイルスの影響を踏まえ、5nmチップの研究や生産、開発により積極的に取り組んでおり、Mac用に設計されるARMプロセッサーも5nmアーキテクチャで今後12~18ヶ月でAppleが発売する製品の「Core Technology」になることや、5G iPhone、mini LEDを搭載したiPadなどの発売が予想されるとコメントされており、

We expect that Apple’s new products in 12-18 months will adopt processors made by 5nm process, including the new 2H20 5G iPhone, new 2H20 iPad equipped with mini LED, and new 1H21 Mac equipped with the own-design processor. We think that iPhone 5G support, ‌iPad‌’s adoption of innovative mid-size panel technology, and Mac’s first adoption of the own-design processor are all Apple’s critical product and technology strategies. Given that the processor is the core component of new products, we believe that Apple had increased 5nm-related investments after the epidemic outbreak. Further, Apple occupying more resources of related suppliers will hinder competitors’ developments.

Mac With Apple-Designed Arm Processor Coming in First Half of 2021 – MacRumors

Appleが2006年にMacのプロセッサーをPowerPCからIntelへ変更した際に指定した移行期間(2年間)やPowerPCバイナリをIntel CPU上で動かすRosettaなどに代わるロードマップや技術が今後登場するかについてはコメントされていないようですが、John GruberさんはiPadアプリをMac化できるMac Catalystがそれにあたるだろうと予想しています。

Project Catalyst

Juli Clover at MacRumors says “Apple is said to be moving to ARM-based chips in an effort to make Macs, iPhones, and iPads work together and run the same apps.” There’s obviously an aspect to that with Catalyst, but the existence of Catalyst now shows that it’s not necessary for the platforms to be on the same CPU architecture to run the same apps.

Ming-Chi Kuo Says ARM-Based Macs Are Coming in the First Half of 2021 – Daring Fireball

おまけ

 ちなみに、以前Appleが自社製ARMプロセッサー搭載のMacを発売するだろうと噂された際には、多くの開発者やエディタが、AppleのARMプロセッサーはMac ProやiMac ProのIntel Xeonに置き換わるのは難しく、MacBookなどのモバイル用として採用され、その後、徐々にデスクトップMacにもサブプロセッサとして搭載されるのではないかと予想していたので、

2021年にARMプロセッサー搭載のMacが発売されるとすれば、Microsoft SQ1 プロセッサーを搭載したMicrosoftのSurface Pro Xと同じく、MacBookシリーズにARMプロセッサーが採用されると思われます。

コメント

  1. 匿名 より:

    Parallelsが動いてくれたら別になんでもいいんだけど…。

  2. 匿名 より:

    It’s tru !
    e

  3. 匿名 より:

    RISC-Vじゃないのか

  4. 匿名 より:

    もうWindowsも入れてないから構わんけど
    初出から数年は性能含め地雷だろうから様子見だな。

  5. 匿名 より:

    さすがにProラインの置き換えは無理にしてもARM版MacBookが5G対応したりMacBook Retinaを超える処理性能省電力性と薄型軽量を実現できるなら中々面白いかもなあ

  6. 匿名 より:

    32ビットを切ったように、インテル用もバッサリ…
    そしてドライバーが更新できない周辺機器も動かなくなるのかな。
    現状でも不安定なのに、だめだこりゃ

  7. 匿名 より:

    intel でも arm でもどっちでもいい

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