AppleのMac用SoC「Apple T」チップを搭載したMacで廃止されたスタートアップチャイムを復活させるnvramコマンドが発見される。

　AppleのMac用SoC「Apple T」チップを搭載したMacで廃止されたスタートアップチャイムを復活させるnvramコマンドが発見されたそうです。詳細は以下から。

　Appleは2016年に発売したMacBook Pro (13インチ, Late 2016)でコントローラーにApple製のMac用SoC「Apple T1」チップを採用し、同時に1984年から続いてきたMacの起動音(スタートアップチャイム)を廃止しましたが、

2016 年前期およびそれ以前に発売されたモデルの Mac では、起動時にチャイム音が聞こえます。Late 2016 以降の Mac モデルでは、MacBook Air (13-inch, 2017) を除いて、起動音が鳴りません。

Mac の起動音について – Apple Support

このスタートアップチャイムをApple Tチップ搭載のMacでも復活させるnvramコマンドをRedditユーザーが発見したそうで、以下のnvramコマンドを管理者権限で実行するだけで2016年以降のMacでもスタートアップチャイムが有効になり、

• ▼スタートアップチャイムを有効にする

sudo nvram StartupMute=%00

• ▼スタートアップチャイムをもとに戻す(無効)にする

sudo nvram StartupMute=%01

コマンドを入力後にMacを再起動すれば、以下のようにスタートアップ画面でチャイムが聞こえるようになります。検証してもらったところ、このnvramコマンドはApple T2チップを搭載したiMac Pro (2017)やMac mini (2018)、Mac Pro (2019)などのデスクトップMacでも有効でなので、チャイムを戻したい方は試してみてください。

おまけ

　以下の動画は、MacBook Pro 2016でチャイムの廃止が決まった後、CNBCがMacのスタートアップチャイムを作成したサウンドデザイナーJim Reekesさんに行ったインタビュー動画で、ReekesさんはMacユーザーなら1度は聞いたことのあるSosumi BeepやMacのスクリーンショット/iPhoneのカメラのシャッター音なども制作したそうです。

• Mac の起動音について – Apple Support