App Store外からダウンロードした全てのアプリケーションの実行を許可するオプションはmacOS 10.15 Catalinaでも利用可能できます。詳細は以下から。
AppleはmacOS 10.15 Catalinaで開発者署名がないアプリをブロックする「Gatekeeper」の機能を強化し、Appleの公証やNSTask/execもGatekeeperのチェック対象となっていますが、このGatekeeperでブロックされるApp Store外からダウンロードした未署名/未公証のアプリの実行を許可するオプションは正式リリースされたmacOS 10.15 Catalinaでも有効にできるようになっています。
すべてのアプリの実行を許可
すべてのアプリの実行を許可するオプションはmacOS 10.12 Sierraより前のmacOS/OS Xにはシステム環境設定の[セキュリティとプライバシ]パネルに表示されていましたが、Sierra以降ではこのオプションが隠されています。
ただ、Appleも開発者向けにGatekeeperのポリシーをコントロールする”spctl”コマンドで、この「すべてのアプリケーションを許可」するオプションを有効(表示)/無効(非表示)にできるようにしており、このオプションは正式にリリースしたmacOS 10.15 Catalinaでも利用可能です。
- Gatekeeperのステータス確認
spctl --status
spctl --master-disable
spctl --master-enable
このオプションはあくまでユーザーが場所のわからないバイナリやアップデータを利用する場合にのみ使う事を推奨されており、通常の未署名/未公証のアプリはアプリやバイナリはコンテキストメニューから「開く」を選択して個別に許可を与えた方が安全です。
コメント
[…] 参考 : https://applech2.com/archives/201910-macos-catalina-support-open-anyway-with-gatekeeper.html […]