iPadOS 13ではマルチタスキング機能が強化され、同じアプリのウィンドウを複数開いたりExposéやSplit View、AppスイッチャーがmacOSライクになりました。詳細は以下から。
Appleは日本時間2019年09月25日にダークモードやUSBメモリ、新しいホーム画面をサポートした「iPadOS 13」をiPadデバイス向けにリリースしましたが、WWDC 2019の基調講演でも時間を多く使いDemoを行ったとおり、このiPadOS 13ではマルチタスキング機能が大幅にアップデートされています。
iPadOS 13のマルチタスキング
Slide Over
Slide Over機能はiOS 9でiPadに導入された機能で、現在開いているアプリの上に別レイヤーで他のアプリを置き、素早くファイルのやり取りや情報の確認ができる機能ですが、iPadOS 13ではこのSlide Overがアップデートされ、これまで1レイヤーだったアプリが複数レイヤーでアプリを表示できるようになっています。
このSlide OverはiPhoneの操作と同じく、ウィンドウ下のバーを上へスワイプすることで全てのアプリを表示、スワイプ切り替えることが可能で、アプリの終了もiPhoneと同じくウィンドウを下から上へスワイプとなっています。
Split View
iOS(iPad)ではこれまで、同じアプリを1画面に2つ並べて開くことはできませんでしたが(Ulyssesのようにアプリ側の対応が必要でした)、iPadOS 13では1画面にSide-by-Sideで同じアプリを開くことが可能になりました。
これにより、送られてきたメール本文を見ながら返送用のメール作成画面を開いたり、ファイルアプリを2画面ファイラーにしてファイル/フォルダ整理を行ったり、Safariで入力例を見ながら投稿フォームなどに情報を入力することができます。
また、1画面に表示できるアプリウィンドウの数は左右2つまでですが、Slide Overで開けるアプリウィンドウには上限がないので、3つ同じアプリを開いて1つは固定、2つはSlide OverやSplit Viewで切り替えて仕事をすることもできます。
Exposé
macOSには現在開いているアプリをタイル状に並べる「すべてのウィンドウを表示 (いわゆる、Exposé)」機能がありますが、
iPadOS 13でもDockのアイコンから「すべてのウィンドウを表示」を選択することで、macOSのExposéと同じくアプリのウィンドを全て確認することができます。
Appスイッチャー
また、iPadOS 13ではAppスイッチャーもアップデートされ、これまで単体アプリでしか表示できなかったスイッチャーが2つのアプリを左右に並べて表示するSplit Viewの状態を維持したまま、ドキュメントのタイトル付きで表示できるようになっています。
iPadOS 13ではiOS 13と同じくパフォーマンスも改善され、Face IDのロック解除速度が最大30%速く、初めてダウンロードするアプリのファイルサイズは最大50%く、アプリの起動速度が最大2倍速くなっているので、iPadデバイスをお持ちの方はアップデートしてみてください。
コメント
iPadOSインストール中に、Mac側で「何か」をインストールするダイアログ
が出たんだけど、あれ何かな?
寝ぼけてて何も考えずにインストールボタン押してしまった…。
操作がややこしすぎねえか?
素直に十字キーと左クリックボタンと右クリックボタン追加した方が早くねえ?