iOS 13ではFace IDのロック解除速度が最大30%速く、初めてダウンロードするアプリのファイルサイズは最大50%小さくなっているそうです。詳細は以下から。
AppleのSVP Craig Federighiさんは2019年06月に開催されたWWDC 2019の中で、iOS 13を発表するとともに、iOS 13ではOSの最適化を行った結果、iOS 13がインストールされたiOSデバイスではFace IDのロック解除速度がiOS 12と比較して最大30%速くなり、
App Storeからアプリをダウンロードする際のパッケージ方法を刷新し、初めてダウンロードするアプリのダウンロード・データサイズが最大50%、アップデート時のダウンロード・データサイズが平均で最大60%小さく、アプリの起動速度は最大で2倍になるとコメントしたので、実際にチェックしてみました。
今年はシステム全体を高速化しましたFaceIDの認証速度を30%も向上させ、アプリのパッケージング方法を変更したことで、ダウンロードサイズは50%減、アップデートサイズは60%減となりました。さらに驚くべきことはアプリの起動スピードです。iOS13では最大で2倍速くなります。
WWDC 2019より
Face IDでのロック解除
今回はiOS 12.4.1とiOS 13 (GM)をインストールしたiPhone XRを利用し、コンソールアプリでiPhone XRの画面がONになった状態からFace IDで顔が認識されロック解除されるまでの時間を計測しました。
結果は以下の通り、iOS 13のiPhone XRの方がiOS 12.4.1のiPhone XRよりFace IDでのロック解除にかかる時間が約20%短縮されており、システム的には0.1秒ほどしか変わりませんが、iPhone XRのロック解除アニメーションを両方同時に確認するとはっきりとその差がわかります。
初めてダウンロードするアプリのファイルサイズ
iPhoneのApp Storeで初めてアプリをダウンロードする際のデータサイズは、iPhoneのシステムで展開すると659.9MBになる「Pokémon Masters」をダウンロードして測定したところ、こちらはiOS 12.4.1のiPhone XRがダウンロード・データサイズ約640MBだったのに対し、iOS 13のiPhone XRが約553MBと約13%と削減率は小さかったですが、
アプリによってはさらにダウンロード・データサイズが小さくなっているそうなので、パッケージ内に含まれるコンテンツによってはさらにダウンロード・データサイズが小さくなると思われます。
Actually managed to get to it by skimming logs, reported download size is 112.6 MB if my conversion is correct, looks like a 30% improvement! pic.twitter.com/IhczIRbn5Z
— Frédéric Sagnes (@ndfred) August 11, 2019
アプリの起動速度
また、「アプリの起動速度が最大2倍速くなる」という発表も検証してみましたが、iOS 12.4.1では「Pokémon Masters」の起動画面まで8秒かかっていたものが、iOS 13 (GM)では5秒と約3秒縮んでいたので、こちらもアプリによってはより素早く起動すると思われます。
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