SlackがWebpackへの移行により起動速度を33%向上させメモリ使用率を50%低減させた「Slack for Mac/Win v4.0」をリリースしています。詳細は以下から。
ワークチャットやコラボレーションサービスを提供しているSlack Technologies, Inc.は現地時間2019年07月22日、15日からロールアウトを開始していたデスクトップクライアント「Slack for Mac/Windows」のバージョン4.0の詳細を公式Blogにて公開しています。
新着情報
- Webpack への移行により、Slack の動作速度が全体的に改善しました。
- 管理者が「plist」で自動更新機能を設定する際にコントロールできる範囲が増えました。管理者の方は、機会があれば試してみてください。
Mac 版 Slack – リリースノート – Slack
Slack v4.0.0
Slackによると、これまで各ワークスペースがElectronプロセスを利用していたデスクトップクライアントが、Slack v4.0.0ではWebpackを採用することで起動速度が33%向上し、Slackコールではチームメンバーからの通話へ参加するまでの接続速度が10倍高速になり、メモリの使用量が以前と比較して50%低減しているそうです。
Slack デスクトップアプリの起動速度が33% 向上*し、すぐに仕事に取り掛かれるように。また、Slack コールの接続速度も改善し、チームメンバーからの着信通話に参加するまでの時間が10倍スピードアップ*しました。[…]今回リリースのデスクトップアプリでは、情報処理効率もアップ。メモリ使用量が以前に比べて50%*低減しました。1日に複数のワークスペースを確認したり、チャンネルの切り替えが頻繁に必要なユーザーにとって、分単位の操作がよりスムーズに感じられるようになります。
Slack デスクトップアプリの動作がよりスムーズに、より効率よく! – The Official Slack Blog
また、SlackのエンジニアリングブログやTechrunchのインタビューによると、これまでのSlackクライアントはワークスペースが独自のElectronプロセスを利用していたのに対し、
新しいクライアントはReact+Reduxで全てのUIコンポーネントを再構築し、UIが表示される前に全てのデータを読み込む必要がなくなったため、オフライン時にも以前表示した会話やチャンネルを表示することができるようになっているそうです。
この他、Slackのエンジニアリングブログには複数チーム表示時のメモリ使用率の違いなどを公開しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
- Mac 版 Slack – リリースノート – Slack
- Slack デスクトップアプリの動作がよりスムーズに、より効率よく! – The Official Slack Blog
コメント
メモリ使用量2GB→500MBで50%削減とドヤるのはどうなのよ。
たかがチャットツールでどんな設計したら500Mも使えるのよ…。
Slackに限らずだけど最近のWeb系のものはメモリ管理に無頓着すぎ。
Webpack採用で起動速度向上ってどういうことなんだろ