AppleがiWork for Mac/iOS/iCloudをアップデートし、日本語を含むCJK言語で縦書きをサポートしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年03月28日、MacやiOS、iCloud対応のドキュメント作成アプリ「Pages」や表計算アプリ「Numbers」、プレゼンテーション用アプリ「Keynote」およびiCloud版のMarch 2019アップデートをリリースしたと発表しています。
リリースノートは以下の通りで、MacおよびiOS版では日本語を含む中国語、韓国語(CJK)で、縦書き入力がサポートされたほか、iCloud版では最近削除したファイルを元に戻すことができる、いわゆる「ゴミ箱」機能が追加されています。
Mac
縦書きは各アプリでテキストボックスを選択し、テキストインスペクタ → [✅縦書きテキスト]を選択することで縦書き表示にできるほか、Pagesなどには縦書き用テンプレートが新たに追加されています。
Pages for macOS v8.0
- 日本語、中国語、韓国語で、書類全体または個別のテキストボックスに縦書き入力できるようになりました。
- 新しい目次表示で書類またはブック内を簡単に移動できます。
- iCloudを使って、カスタムシェイプとテンプレートをすべてのデバイスに自動的に同期できます。
- マスターページに配置ガイドを追加して、レイアウトに役立てることができます。
- 書類での共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
- 共同制作中に目次を挿入したり、グループ化されたオブジェクトを編集したりできます。
Numbers for macOS v6.0
- 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応しました。
- スマートカテゴリのパフォーマンスと使いやすさが向上します。
- カスタムシェイプやテンプレートを保存して、iCloudを使ってすべてのデバイスに自動的に同期できます。
- スプレッドシートでの共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
- グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
- Excelファイルとカンマ区切り値ファイルの読み込み機能が改善されます。
Keynote for macOS v9.0
- 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応しました。
- 1つ以上のスライドを書き出して、アニメーションGIFを作成したり共有したりできます。
- iCloudを使って、カスタムシェイプとテーマをすべてのデバイスに自動的に同期できます。
- 幅の広いカスタムの縦横比を使用したスライドがスライドナビゲータ、ライトテーブル、発表者ディスプレイで、よりきれいに表示されるようになりました。
- プレゼンテーションでの共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
- グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
iOS
Pages for iOS v5.0
- 日本語、中国語、韓国語で、書類全体または個別のテキストボックスに縦書き入力できるようになりました。
- 新しい目次表示で書類またはブック内を簡単に移動できます。
- ワープロ書類の任意のページに目次を挿入できます。
- カスタムシェイプを保存して、ほかの書類で使用したり、iCloudを使って任意のデバイスからアクセスしたりできます。
- テンプレートを作成して、新規書類のモデルとして使用したり、iCloudを使って任意のデバイスからアクセスしたりできます。
- イメージプレースホルダを作成して、ページのフォーマットに影響を与えずにイメージを簡単に置き換えることができます。
- 文書作成とページレイアウトの間で書類を切り替えることができます。
- 書類での共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
- グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
Numbers for iOS v6.0
- 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応しました。
- 表の行と列の数およびサイズをフォーマットパネルで細かく変更できます。
- スマートカテゴリのパフォーマンスと使いやすさが向上します。
- カスタムシェイプを保存して、ほかのスプレッドシートで使用したり、iCloudを使って任意のデバイスからアクセスしたりできます。
- テンプレートを作成して、新規スプレッドシートのモデルとして使用したり、iCloudを使って任意のデバイスからアクセスしたりできます。
- 最大ズームレベルが400%に拡大しました。
- Excelファイルとカンマ区切り値ファイルの読み込み機能が改善されます。
- イメージプレースホルダを作成して、スプレッドシートのフォーマットに影響を与えずにイメージを簡単に置き換えることができます。
- スプレッドシートでの共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
- グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
Keynote for iOS v5.0
- 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内の縦書き入力に対応しました。
- 指またはApple Pencilでパスを描いて、オブジェクトがスライド内を移動するようにアニメートできます。
- アクションビルドのエフェクト(アニメーションの移動、回転、スケールなど)を使って、プレゼンテーションを際立たせることができます。
- 1つ以上のスライドを書き出して、アニメーションGIFを作成したり共有したりできます。
- スライドショーのプレゼンテーション中またはリハーサル中に発表者ノートを編集できます。
- カスタムシェイプを保存して、ほかのプレゼンテーションで使用したり、iCloudを使って任意のデバイスからアクセスしたりできます。
- テーマを作成して、新規プレゼンテーションのモデルとして使用したり、iCloudを使って任意のデバイスからアクセスしたりできます。
- 幅の広いカスタムの縦横比を使用したスライドがスライドナビゲータ、ライトテーブル、発表者ディスプレイで、よりきれいに表示されるようになりました。
- イメージプレースホルダを作成して、スライドのフォーマットに影響を与えずにイメージを簡単に置き換えることができます。
- プレゼンテーションでの共同制作中のパフォーマンスが向上しました。
- グループ化されたオブジェクトを共同制作中に編集できます。
iCloud
iWork for iCloudでは縦書きされたドキュメントの表示はできますが、編集は現在のところサポートされていません。
Pages
- Navigate your document quickly : Use the new table of contents view to easily navigate your document or book.
- Two-page view : View two pages side by side as you work.
- Recently deleted files : View and recover recently deleted files in the Document Manager.
Numbers
- Table improvements : Make precise changes to table row and column sizes in the Format pane.
- Smart Categories enhancements : Improvements to Smart Categories usability and performance.
- Recently deleted files : View and recover recently deleted spreadsheets in the Document Manager.
Keynote
- Improved table editing : Make precise changes to table row and column sizes in the Format pane.
- Recently deleted files : View and recover recently deleted files in the Document Manager.
- Collaboration improvements : Edit grouped objects while collaborating.
- Appleの App – App Store
コメント
縦書きは今更感があるけど、出来ないよりはマシですね
とっくの昔にないものと諦めていたので驚きました!
あとは「プレビュー」の2ページ表示で右綴じに対応してくれたら嬉しいな。epubにすれば「ブック」で右綴じ扱いになるらしいけど、やはりPDFやjpegの方が勝手がいいですからね。