数式を撮影するだけでLaTeX形式に変換してくれるアプリ「Mathpix for Mac」がv1.4アプデートで、LaTeX形式のカスタマイズやMarkdown記法に対応しています。詳細は以下から。
Mathpix Inc.のNicolas Jimenezさんは現地時間2019年02月24日、印刷または手書きの数式を撮影するだけでLaTeX形式の数式に変換してくれる数式専用のOCR/Solverアプリ「Mathpix Snipping Tool(以下、Mathpix)」のMac版をv1.4へアップデートし、LaTeX形式のカスタマイズやMarkdown記法をサポートしたと発表しています。
Mathpix for Mac v1.4
- Option to remove spaces from LaTeX result
- Custom configuration for LaTeX formats
- New LaTeX format option: \begin{equation}…
- support for Markdown syntax
- Option to clear all results or delete particular result
- Removed extra padding space from PNG
- Easy feedback form
- ENTER creates new line when editing LaTeX
- bug fixes and latency improvements
リリースノートより
LaTeX形式
Mathpix for Mac v1.4ではスクリーンショットで撮影した数式を新たに“\begin{equation}…\end{equation}”形式でコピー&ペーストできるようになったほか、
Mathpixの環境設定 → [Formatting]パネルからユーザーが必要な形式(Rows)を選択し表示/非表示にすることが可能で、数式ブロックのデリミターも”\begin{equation}”形式以外にamsmathパッケージの”\begin{align}”形式を選択することができるようになっており、LaTeX表示されたさいのスペースを消すオプションも追加されました。
Markdown形式
また、Mathpix for Mac v1.4ではエディタモードがMarkdown形式をサポートしていますが、これは”Math mode”で使うとエラーが出てしまうため、現在のところあまり実用的ではないようです。
履歴クリア
Mathpix for Macはv1.3アップデートでLaTeX形式の数式の履歴表示をサポートしましたが、v1.4アップデートではこの履歴のクリアおよび全てのクリアオプションが追加されています。
PNG書き出しの改善
その他、Mathpix for Mac v1.4はPNG形式での書き出しで無駄な余白が削減され、いくつかの不具合が修正されているそうで、Macアプリはこれまで通り公式サイト及びMac App Storeで無料で配布されており、iOS版は現在リニューアルのため非公開となっていますが、Windoes(Beta)とUbuntu版も公開されているので、卒論などに利用してみてください。
- Mathpix – Mathpix Inc.
- Mathpix Snipping Tool – Mac App Store
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