AdobeはMacBook Pro (2018)でPremiere Proを使用するとスピーカーに影響を与える問題に対し今後パッチをリリースすると発表しています。詳細は以下から。
Appleは2018年07月11日よりApple T2チップや新しいスピーカードライバを搭載したMacBook Pro (2018)の発売を開始しましたが、その後一部のAdobe Premiere ProユーザーがPremiere Proを利用した際に、突然大きな音が鳴りMacBook Proのスピーカーが物理的に破壊され、音割れやスピーカーから音が出なくなったという不具合をAdobeのコミュニティで報告[1, 2]していました。
この問題に対しAdobeのColinFitzAdobeさんは現地時間02月21日コミュニティの中で、ごく一部のユーザーからPremiere Proが最新のMacBook Pro (2018)のスピーカーに影響を与えるというレポートを得たとして、この問題を修正するパッチをCreative Cloudアプリを通して提供すると発表しています。
Hi Adobe Community,
UPDATE: Adobe had a small number of user reports about an issue in Premiere Pro that could affect the speakers in the latest MacBook Pro. Adobe will release a patch via the Creative Cloud app later today to help address this issue.
Thank you,
– CMPremiere blew my macbook pro speakers – Adobe Community
パッチの配布は今後開始されるそうですが、Apple T2を搭載したMacではPremiere Pro以外にもAppleのLogic Pro XやCoreAudioを利用する音楽/DJアプリで、Macが時間同期などのプロセスが実行されるタイミングでCPUがスパイクし、USB 2.0オーディオIFがオーバーロードするという問題がmacOS 10.13 ~ 10.14通して確認されているので、ユーザーの方は注意してください。
おまけ
この問題についてはDJアプリ「Embrace」の開発者のRicci AdamsさんがOpen Radarに再現方法を投稿し、Fermataというアプリでオーディオアプリを利用中にNetwork Time Serviceを完全に無効化しようと試みていますが、macOSのセキュリティ機能「SIP(通称:rootless)」を無効にしなければならないといった問題などがあるためうまく解決できていないようです。
コメント
壊れた奴は絆創膏でも貼っとけってか
2016-2017のSPI接続されたキーボードとトラックパッドというのが衝撃だったけど、High Sierraのノイズ問題からしても、オーディオもT1にて、そのハードウェアアーキテクチャは2018も同じで、メインプロセッサ側からすべてUSB接続に見えるようにT2のファームウェアを設計したけどバグだらけ、みたいな感じなのかな。