macOS 10.14 Mojaveではプライバシー保護機能が強化され、Macのカメラやマイク、バックアップなどにアクセスするアプリは許可が必要になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年06月04日より開催している「WWDC 2018」の基調講演で、次期Mac用OS「macOS 10.14 Mojave」を発表しましたが、このMojaveでは今以上にユーザーのプライバシー保護機能「User Consent」が強化されるそうです。
新たに許可が必要となるデータ
Appleはこれまで自社およびサードパーティ製アプリがMacの位置情報や連絡先データなどにアクセスする際、ユーザーの許可を得るためのポップアップを表示していましたが、macOS Mojaveではこれまで許可が必要だった位置情報、連絡先、写真、カレンダー、リマインダーアプリのデータに加え、
Macに接続されたカメラやマイク、メールやメッセージアプリ、Safariのデータ、Time MachineやiTunesデバイスのバックアップ、利用頻度の高い場所情報、システムクッキーにアクセスする際にはユーザーの許可が必要となるそうで、
macOS 10.13 High Sierra | macOS 10.14 Mojave | |
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保護対象 |
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特にMacに接続されたカメラ[1,2, 3]やマイク、利用頻度の高い場所情報はセキュリティ関係者らがユーザーが気づかないうちに悪意のある攻撃者そのデータにアクセスできる可能性があるとして警告を出していたため、Appleがこれに対して答えた形となるようです。
ユーザーがプライバシーデータへのアクセスを許可したい場合は、Mojaveのシステム環境設定アプリ → [セキュリティとプライバシー] → [プライバシー]に以上の全ての許可設定が追加されているので、ここから許可を出してやることができます。
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