iOSのSandbox内で動くオープンソースのターミナルアプリ「OpenTerm」のクローンアプリがApp Storeに有料アプリとして登録される。詳細は以下から。
OpenTermはベルギーSilverFoxのエンジニアLouis D’hauweさんが2018年01月から開発を続けているiOSのSandbox制限内で動作するオープンソースのターミナルエミュレータアプリで、昨日スクリプトCubやタブ、新しいコマンド、ANSIカラーサポートした最新バージョンとなる「OpenTerm v2.0」がリリースされましたが、このOpenTermのクローンアプリが有料アプリとしてApp Storeに登録されているそうです。
Some asshole downloaded OpenTerm from GitHub, changed the tint color and icon, and put it in the App Store PAID pic.twitter.com/OoLSjZCZf2
— Louis D'hauwe (@LouisDhauwe) 2018年5月18日
開発者のLouisさんによると、このクローンアプリはHabib Alejalilという開発者によってオリジナルのOpenTermのカラーやアイコンが変更されただけで320~720円の有料アプリとして販売されており、同様の問題はMac用画像圧縮アプリ「ImageOptim」やプロトタイプツール「Sketch」、Mac/iOS用スニペットアプリ「Dash」などでも発生していました。
また、このツイートに対し複数の開発者がオープンソースで開発&公開しているアプリの偽物(Copy Cat)が多く販売され悩まされているとリプライしたり、ライセンスをMITからGPLへ変更しAppleに報告すべきだといったコメントが出ているので、興味のある方はTwitterのリプライをチェックしてみて下さい。
This happened to me with AR Planes (dude downloaded my source and published). Apple Legal was actually very helpful and the clone got taken down https://t.co/dE1THF950B pic.twitter.com/5MjYq5lDH6
— Cal Stephens (@calstephens98) 2018年5月18日
Same happened to me with PiPifier. Don’t regret your decision to Open Source your app! Most people will know the difference
— Arno Appenzeller (@arno_app) 2018年5月18日
There is actually a few other apps, that that happened to; All the same one (https://t.co/aCLuUFH38X):https://t.co/BgcI1KWNYPhttps://t.co/KQoindGvX0https://t.co/pbVqe02hVe
Or search for Inkpad, which will result in dozens more, of which many are the same. (Puffin images)
— Hans (@SherlockHans) 2018年5月18日
- OpenTerm – App Store
- louisdh/openterm: OpenTerm, a sandboxed command line interface for iOS – GitHub
コメント
GitHub の方を見てみると既にライセンスが更新され,GPLv2 (or later) と MPLv2 の併用になったみたいですね。
issue によると VLC for iOS のライセンスを参考にしたみたいです:
ttps://github.com/louisdh/openterm/issues/141
GitHub の方を見てみると既にライセンスが更新され,GPLv2 (or later) と MPLv2 の併用になったみたいですね。
issue によると VLC for iOS のライセンスを参考にしたみたいです。
このような知見は広く共有すべきですね。