APFSフォーマットのディスクイメージでデータが消失する不具合はmacOS 10.13.4でも未修正となっています。詳細は以下から。
Macのシステムボリュームの完全なクローンを作成できるバックアップツール「Carbon Copy Cloner(以下、CCC)」を開発している米Bombich Softwareは現地時間2018年02月15日、AppleがHigh Sierraで導入したAPFSフォーマットのスパースバンドル・ディスクイメージ(.sparsebundle)にデータが消失する可能性のある不具合を発見し、
Update March 30, 2018: This issue persists on macOS 10.13.4 (17E199)
macOS may lose data on APFS-formatted disk images – Bombich Software
Appleに報告するとともにCCC v 5.0.9からこの機能を一時的に削除していますが、Bombich Softwareによると、この不具合は03月29日にリリースされたmacOS 10.13.4でも発生しているそうで、引き続きこの機能をCCCで非サポートとしているそうです。
この不具合は”diskimages-helper”がディスクの空き容量が変化した時にエラーレポートを行わず、十分なディスク容量がないのにもかかわらずディスクイメージにファイルを保存できてしまうことが原因で、macOS 10.13.4ではAPFS暗号化パスワードが平文のままログに保存されてしまう不具合は修正されていますが、ディスクイメージを利用されている方はmacOS 10.13.4でも注意、またはHFS+のディスクイメージを使用して下さい。
- Carbon Copy Cloner 5 Release Notes – Bombich Software
- macOS may lose data on APFS-formatted disk images – Bombich Software
コメント
んーまだこんなのも残ってるのか…
半年くらいでもいいからひたすらバグ修正だけをやってくれないかな
△スーパーバンドル
◎スパースバンドル
「スーパーバンドル・ディスクイメージ」との記載ですが、正しくはスパース(まばら、散在した)バンドル・ディスクイメージかと思います。
Appleのページでも、下記記載があります。
https://support.apple.com/kb/PH22247?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
>スパースバンドル:スパースイメージと同じですが、イメージのディレクトリデータを
>格納する方法が異なります。ファイル拡張子 .sparsebundle が使用されます
>>2,3
失礼しました、該当箇所およびエントリーのディスクリプションを先ほど修正したので、キャッシュアップデート後に確認できると思います。
スーパーバンドル → スパースバンドル
まあ、いつも通り.6以降までがパブリックベータだからな