Avast for MacがAppleのSwiftライブラリを仮想通貨のマイニングマルウェアと誤認識している問題で、Avastからもマルウェアが検出される不具合が発生しているそうです。詳細は以下から。
昨日(現地時間2018年02月21日)よりクロスプラットフォーム対応のウィルス対策アプリを開発&発売しているチェコのセキュリティ企業「Avast」およびAvastに買収された「AVG」のMac用アンチウィルスアプリがAppleが提供しているSwiftライブラリ「libswiftDispatch.dylib」をBitcoinのマイニングマルウェアと誤認識してしまう不具合が発生していますが、
この問題で自身が開発しているSuperDriveアプリが動かなくなってしまったというユーザーレポートを受け取ったShirt Pocket WatchのDave Nanianさんによると、現在Avast for Macをインストールすると、AvastはAvastアプリ内に利用されているSwiftライブラリをマイニングマルウェアとして検出し、隔離してしまうそうです。
One last follow-up regarding Avast’s really dumb mistake. They actually flagged THEMSELVES!
What this seriously shows is that they don’t really test on the Mac. AV apps are really focused on Windows.
Don’t waste your time/money, folks. At least at present, unneeded. pic.twitter.com/tn7rs6knff
— Dave Nanian (@dnanian) 2018年2月22日
また、この問題に関連し、米Malwarebytes社のマルウェア検出アプリ「Malwarebytes for Mac」がVirusTotalでマルウェアとして認識されており、AvastやAVGのサポートは出来るだけ早くこの問題を解決したいと各社のサポートフォーラムでコメントしています。
- False positive in Swift standard library? – Avast Forum
- Mac Free Antivirus File Shield Alert on libswiftDispatch.dylib – AVG Support Community
コメント
macOSが標準でアンチマルウエア搭載やファイヤーウォール搭載してんのにこういうの入れる人は広告に踊らされてるのかな
ウイルス関係は99.99%Winの記事なのにね
ただ、最近はWinのような軽いウィルスではなく目に見えないところで定期的に情報を収集するようなマルウェアがMacに増えてきているので、入れて悪いこともないと思います。
Winに比べ圧倒的に少ないのは事実ですが。