Trend Microが米Mac App Storeで「Trend Micro WiFi Protection」をリリースしています。詳細は以下から。
2018年09月、複数のセキュリティ研究者によりMac App Storeで公開されているTrend Microのアプリがユーザーのブラウザ履歴を収集し、zipファイルにまとめて米国内のTrend Microのサーバー(AWS)に送信している事が確認され、AppleはMac/iOS App Storeで公開されていたTrend Microのアプリの配信を停止、
その後Trend Microもこれを認め、Appleにより公開停止されたアプリについてはAppleのガイドラインに沿った設計にアップデートするとコメント、11月にはiOSの一部のアプリが再び利用可能になっていましたが、この問題をAppleに報告したPrivacy 1stさんによると、Trend Microは現地時間2019年04月02日、米Mac App Storeにて「Trend Micro WiFi Protection」というアプリをリリースしたそうです。
Great job @Apple. You just approved an application from a developer who was caught stealing data… #macos #malware #scamware #apple. So next we will see also the Adware Doctor again? #China #will #be #generous pic.twitter.com/KYZXXuym77
— Privacy 1st (@privacyis1st) 2019年4月4日
Trend Micro WiFi Security – turns any public hotspot into a secure WiFi network and VPN with bank-grade data encryption to keep your information safe from hackers. Stream your favorite content safely anywhere you go.
Trend Micro WiFi Protection – Mac App Store
Trend Micro WiFi Protection (for Mac)はiOSのWiFi Protectionと同じVPNアプリのようで、システム要件はmacOS 10.12 Sierra以上となっておりVPNの使用は4.99ドル/月、29.99ドル/年のサブスクリプション制。
現在のところ米Trend Microが昨年09月に公開したQ&Aはアップデートされておらず、米Mac App StoreでもDr.シリーズのアプリはまだ非公開となっており、日本のトレンドマイクロは問題のあった「ライトクリーナー (Dr. Cleaner)」アプリを2019年06月30日にてサポートを終了とすると案内しているので、米Mac App Storeで公開されていたDr.シリーズのアプリもこのままサポート終了となるかもしれません。
追記
Trend MicroはMicrosoft Storeでも「Trend Micro WiFi Protection」アプリを公開しクロスプラットフォームに対応したようです。(ご指摘ありがとうございます)
- Trend Micro WiFi Protection – Mac App Store
- Data Collection Disclosure | Public WiFi Protection – Trend Micro
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