Best of 2017を受賞した「Affinity Photo for iPad」がアップデート。RAW/HDR処理やカスタムフォントをサポートし、無料コンテンツを公開中。

Affinity Photo for iPad v1.6.7のリリースノート Affinityシリーズ
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 Serif LabsがApple Best of 2017を受賞した「Affinity Photo for iPad」をv1.6.7へアップデートしRAW/HDRの処理、iOS 11のドラッグ&ドロップなどに対応したと発表しています。詳細は以下から。

Affinity Photo for iPadのアイコン。

 英Serif Labsは2017年06月、Mac App Store Awardなどを受賞しPhotoshopの代行アプリとして人気のMacおよびWindowsに対応した写真編集アプリAffinity PhotoiPad版をリリースし、2017年度のAppleのApp Best of 2017を受賞しましたが、Serifは本日、3回目のメジャーアップデートとなるAffinity Photo for iPad v1.6.7をリリースしたと発表しています。

Affinity Photo for iPad v1.6.7のリリースノート

アップデート1.6.7 – iPad App of the Year受賞アプリがさらに強力に
App of the Yearに輝いたiPad用Affinity Photoが、さらに強力なプロフェッショナル機能を加えて新しくなりました。これは、2017年6月にWWDC2017で発表した前回のアップデート以来、3回目の大規模無料アップデートです。

  • 同じ場所への上書き保存、コピー作成不要
  • アプリ内からRAWまたはHDRで直接撮影
  • RAW処理のシャドウ、ハイライト、明瞭度アルゴリズムの大幅な向上
  • 独自のフォントを追加可能
  • iOSの「ファイル」アプリからファイルを直接オープンおよび編集
  • 個別のレイヤを即座に分離できる新しい「ソロレイヤ表示」モード
  • iOS11で導入されたドラッグアンドドロップ機能への対応強化
  • 「タッチを表示」する新しいオプション – 画面キャプチャ機能を強化し、チュートリアル作成などに効果的

iPad用Affinity Photo – iPad App of the Year受賞アプリがさらに強力に

 Affinity Photo for iPadは既にApple PencilのサポートやPSD/RAWファイルの編集、デスクトップ版との100%互換性iPad Pro 10.5インチの解像度やポートレートモードをサポートしていますが、v1.6.7では新たにiPadのカメラからRAW/HDR画像を直接インポートすることが可能になった他、RAW画像のシャドウやハイライト・明瞭度の調整アルゴリズムのアップデート、iOS 11で追加されたFilesアプリのサポートやドラッグ&ドロップ機能、カスタムフォントの追加、Apple Pencil操作の機能強化などが行われています。

無料コンテンツ

 また、Serifは既存のユーザー含め、新たにAffinity Photo for iPadを購入されたユーザーに対して現地時間2018年03月08日まで、以下3つのブラシパック&マクロパック 2,500円相当を無料で配布するキャンペーンを行っているので、ユーザーの方はSerifのサイトにアクセスしてみて下さい。

Affinity Photoのブラシパック

iPad用Affinity Photoをまだお持ちでないなら、この機会をお見逃しなく。このアプリを6月に発売して以来、3回目となる今回のメジャーアップデートを記念して、2週間の期間限定で3つのクリエイティブコンテンツパック(¥2500 円相当)を差し上げます。このすばらしい特典を獲得するには、App StoreからiPad用Affinity Photoを購入してダウンロードするだけです。その後、affinity.serif.com/ipad-updateにアクセスするとボーナスコンテンツパックをダウンロードできます。

メーリングリストより

リリースノート

 フル・リリースノートは以下の通りで25の新機能に加え、34以上の機能改善や不具合の修正が行われています。

  1. 新しいシャドウ/ハイライトアルゴリズムを現像に導入しました。
  2. 明瞭度に関する新しいアルゴリズムを現像に導入しました。
  3. その場で開く操作(元の場所への直接保存を含む)の完全なサポートを実現しました。
  4. 新しい[カメラからのインポート]機能でRAWおよび自動HDRブラケット結合に対応しました。詳細なヒストグラムとスコープを参照できます。
  5. カスタムフォントを環境設定に取り込む新機能を追加しました。
  6. [平均ぼかし]フィルタを新たに追加しました。
  7. レイヤプロパティのパネルに[ソロ]レイヤオプションを追加しました。
  8. タッチを表示するオプションを環境設定に追加しました。画面の記録に役立ちます。
  9. [メジアンブラシ]ツールを追加しました。
  10. ブラシのエクスポート機能を追加しました。
  11. スタイルのインポート/エクスポートの機能を追加しました。
  12. 画面の更新内容をキャッシュするオプションを環境設定に追加しました。メモリ使用量は増えますが、ペイント時などにピクセルの粒度がかなり細かくなります。
  13. 透過TGAのインポートに対応しました。
  14. [調整]パネルに簡易リスト表示のオプションを追加しました(強いご要望にお応えしました)。
  15. ペンシル/タッチ入力のしくみの全面的な見直しにより、Apple Pencilの長押しによるブラシツールのカラー選択など、ご要望のあった機能を実現しました。
  16. Apple Pencilにより、タップ操作なしにフライアウトを閉じることができるようになりました。
  17. 現像ペルソナでのパフォーマンスがさらに向上しました。
  18. 環境設定のオプションでデフォルトの保存場所を選択できるようにしました。
  19. 開いているファイルに対するファイルのドロップ機能を改良しました。
  20. ベクトルオブジェクトでビットマップ塗りつぶしが使えるようになりました。
  21. 現像で画像を回転できるようになりました。
  22. 貼り付けで各要素の位置が正しく保持されるようになりました。
  23. 最大/最小のフィルタが現在のチャンネルに正しく従うようになりました。
  24. コントローラを[ランダム]にすることでブラシ散布が適切に機能するようになりました。
  25. Apple Pencilでの角度/チルトのサポートを強化しました。
  26. 縦方向のパノラマ処理を改善しました。
  27. 切り抜きツールで比率を使用したときの動作を改良しました。
  28. 32ビットモードのレタッチ処理ツールを改良しました。
  29. 選択範囲の微調整を改良しました。
  30. TIFFのサポートを強化しました。
  31. [チャンネル]ページの改良/修正を行いました。
  32. [コピーを保存]機能の安定性が向上しました。
  33. 履歴を消去できるようにしました。
  34. 被写界深度ツールに[制約]モディファイアボタンを追加しました。
  35. ドラッグ中のマウスオーバー操作でスナップ候補を選択できるようにしました。
  36. すべてのカラーフライアウトに組み込みのカラーピッカーを用意しました。
  37. 取り消し操作の最大スタックサイズを拡大しました。
  38. OpenTypeに関する処理を改善しました。
  39. 2本指タップのコンテキストメニューに[取り消し]を追加しました。
  40. すべてのツールで入力の平滑化処理を改善しました。
  41. 小さなレイヤを移動する際の動作を改良しました(意図しないサイズ変更の防止など)。
  42. テキストツールのUIを改善しました。
  43. スペル候補の提示機能をコンテキストメニューに移動しました。
  44. RAWファイルからのスタック作成がより適切に機能するようになりました。
  45. パーリンノイズフィルタを改良しました。
  46. PSDとPDFのインポート/エクスポート機能を改良しました。
  47. ヘルプの内容を改善しました。
  48. 変換スタジオのアスペクト比のロックを修正しました。
  49. HDR結合がクラッシュする問題を修正しました。
  50. 32ビットドキュメントの乗算ブレンドモードを修正しました。
  51. 範囲を示す点線がキャンバス回転時に消える問題を修正しました。
  52. ブラシの[向き]コントローラの問題を修正しました。
  53. ペイントブラシツールですぐに表示されるカラーピッカーの問題を修正しました。
  54. 長押しと認識される時間が一部のツールで短すぎる問題を修正しました。
  55. 写真(Photos)アプリからのHEIFインポート機能を修正しました。
  56. カラーピッカーの拡大鏡がツールの切り替え後も表示されたままになる問題を修正しました。
  57. サイズ変更ツールのDPI上限値の誤りを修正しました。
  58. ゆがみメッシュをエクスポートできない問題を修正しました。
  59. その他の数々の修正や安定性向上のための改良を行いました。

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