AdobeがmacOS 10.13 High Sierra betaでIllustratorなどの一部アプリに問題が発生しているとしてサポートページを公開しています。詳細は以下から。
こちらの記事にも記載しましたが、Adobeは現地時間2017年09月12日、次期Mac用OS「macOS 10.13 High Sierra」でIllustratorを利用すると、いくつかの予期せぬ動作や互換性の問題が確認されたとして、Macユーザー向けにサポートページを公開しています。
Adobe has discovered the compatibility issues listed below when running Illustrator CC 2017.1 and earlier on macOS 10.13 (High Sierra) Beta builds. Unexpected behavior may result due to compatibility issues with graphics processing units (GPU) or Apple File System (APFS).
Known issues – Running Illustrator CC on macOS 10.13 High Sierra – Adobe
確認されている不具合
Adobeが公開した既知の不具合は以下の通りで、この他にもInDesignのサポートコミュニティでもマウスポインタの不具合が確認されているそうなので、ユーザーの方はチェックしてみて下さい。
Apple File System (AFPS)でのエラー
問題その1
- AFPS case-sensitiveのドライブにIllustratorをインストールしようとすると、エラーメッセージが表示される。
- APFSへアップグレードされたドライブからIllustratorを起動しようとすると、Illustratorの起動やライセンステンプレート、アセット、ファイルを開く、ドキュメントを作成するといった動作でエラーメッセージが表示される場合がある。
問題その2
- Apple File System (AFPS)で[色の設定]ダイアログボックスを使用する時に予期せない動作が発生する。
- Illustrator CCをインストールしたmacOS 10.13 High Sierraでドキュメントを開くと、”Emulate Adobe Illustrator 6.0″がデフォルトカラーとして設定される場合があります。この問題により新しいファイルがカラー管理されず、カラーマネージメントファイルを開くとプロファイルの競合エラーが発生する可能性があります。この場合は以下の様に対処してください。
- 回避策
- Illustratorを起動。
- [編集]メニューから[カラー設定]を選択。
- ドキュメントに適したカラー設定を選択。
- OKをクリック。
- 毎回起動時に1~4を繰り返す。
問題その1と2への追記
この不具合は現地時間2017年10月19日にリリースされたIllustrator CC October 2017 (22.0)で修正されています。
ブラシやライブコーナーウィジェットを利用している際のレンダリングエラー
この不具合は一部のGPUカードとの互換性の問題で、マウスをドキュメント上において動かすと、ブラシやライブコーナーウィジェットを利用している際にレンダリングエラーが発生するというもので、以下の方法で回避できます。
- アプリケーションバーから[GPUパフォーマンスアイコン]をクリックし、環境設定ダイアログボックスに「GPUパフォーマンス」設定が表示されます。
- 「GPUパフォーマンス」設定のチェックボックスをOFFにして[OK]をクリックします。
コメント
いつもの
Appleの嫌がらせ
Illustrator上でpsdの写真の置き換えができない