macOS 10.13 High SierraでサポートされるeGPUのゲームグラフィック性能は、現在のところWindows環境より低いようです。詳細は以下から。
MonitoramaカンファレンスのオーガナイザーやO’Reillyの”Monitoring with Graphite“の著者であるJason Dixonさんによると、今年の秋にリリースが予定されているmacOS 10.13 High SierraのeGPUのゲームグラフィック性能はWindows OSと比較して数十%程度劣っているそうです。
Seems the Apple eGPU support in High Sierra now works well with display port. 50% as many fps in games as Win10 + xps15 w/same eGPU though.
— Jason Dixon (@obfuscurity) 2017年7月13日
Dave Lee : I had high hopes for external GPUs in macOS high sierra but performance is still pretty lame. Thanks for watching 2d fam!
YouTubeより
ベンチマーク
これをカナダのDave LeeさんがMacのハードは変えずOSとGPUのみを変更してゲームグラフィックの性能を比較したところ、eGPUの性能はRadeon(Apple公式)/GeForce(Webドライバ) GPU共にWindows 10環境の方がHigh Sierraより20~70%程度高かったそうで、
- PC : MacBook Pro 15インチ 2017 (Thunderbolt 3) モデル
- eGPU Box : Mantiz Venus
- GPU : Radeon RX 580/GeForce GTX 1080
- OS : macOS 10.13 High Sierra beta/Windows 10
High Sierraは現在Beta版で、今後GPU/eGPUドライバがアップデートされパフォーマンスが改善されることが期待できますが、予算やeGPUの手間を考えるとゲーミングPCはWindows環境の方が優れているとLeeさんはコメントしています。
おまけ
Leeさんはゲームパフォーマンス以外のベンチマークテストも行っており、Adobe Premiere ProのGPUアクセラレーションなどはBeta版のHigh SierraでもWindows環境の90%程度まで迫っているので、興味のある方は動画をチェックしてみて下さい。
コメント
グラボのドライバがカーネルの内側で動いてるwinの方が異常なだけ…
としておこう。
Macじゃできないの?
macでもカーネルドライバですけど…
そもそもグラボいるようなゲームってマルチ展開してないしな
今後もこんな外付けハード買うオタク向けに、マルチタイトルが増えるとはとても考えられんし
今までGPUがらみは完全に手を抜いていたから、これでも少しマシになって良かった。
でもCUDA使いたいならこの方法しか無いのはやっぱり選択肢からMacは外れてしまうな。