MacのSpotlight風の機能をWinやLinuxでも利用できるプラグイン対応のランチャーアプリ「Zazu」が公開されています。詳細は以下から。
先日、Electron&React製のマルチプラットフォーム対応ランチャーアプリ「Cerebro」の記事を書いたところ、ユーザーの方から「Zazu」というアプリがあるということをご指摘いただいたので試してみました。
Zazu App is trending on @GitHub! https://t.co/KSbb8m7KGI pic.twitter.com/behB7RT8sP
— Zazu App (@zazuapp) 2017年1月4日
Zazu App
A fully extensible and open source launcher for hackers, creators and dabblers. It comes with sane defaults to make it useful out of the box. But everything can be changed to fit your needs.
Zazu App - Zazu App
Zazuは米オレゴン州のポートランドにあるTiny Taco Teamが開発しているアプリケーションランチャー&ユーティリティアプリで、macOSのSpotlightの様な機能をWindowsやLinuxでも利用することが出来ます。基本的な使い方は以下の通り。
起動と設定
Zazuは各プラットフォーム向けに.app, .exe, .deb形式で配布されており、公式サイトからダウンロードし起動するだけで利用できますが、設定はViなどと同様にホームディレクトリ以下に設定ファイル”~/.zazurc.json”が作成されるので、この中で起動用のホットキーやテーマ、プラグインなどを記載します。
Your personal configuration lives in ~/.zazurc.json (or C:\Users\YOUR_NAME\.zazurc.json for Windows).Here is an example of the basic usage.
{ "hotkey": "alt+space", "theme": "tinytacoteam/zazu-dark-theme", "displayOn": "detect", "plugins": [] }Personal Configuration – Zazu App
ランチャー機能
ZazuはSpotlightの様なランチャー機能を備えており、デフォルトではホットキー[Alt + Space]でアプリケーションウィンドウを呼び出し、起動したいアプリの名前を入力することで、アプリケーションフォルダ内のアプリを選択&起動することが可能です。
プラグイン
Zazuはプラグインをサポートしておりパッケージマネージャ機能も実装されているため、開発したプラグインを登録すれば”install Hogehoge”でプラグインをインストールすることが出来ます。(テーマも同様にインストール可能です)
プラグインを有効にするにはインストールしたプラグインを設定ファイル”~/.zazurc.json”に追加し、メニューバーから”Update Plugins” → “Reload Config”でリロードする必要があります。
- install Hogehoge
- ~/.zazurc.jsonに追加
- Zazuメニューアイコン → Update Plugins
- Zazuメニューアイコン → Reload Config
クリップボード
クリップボード機能は他のクリップボード機能拡張アプリと同様にクリップボードの履歴を閲覧することの出来るアプリで、”clip”や”clip Hogehoge”で履歴を閲覧&検索することが出来、Zazuのアプリケーションウィンドウ内で画像やカラーコードをプレビューしてくれます。
システム操作
また、Zazuはいくつかのシステム操作を行うことが可能で、デフォルトではスクリーンセイバーやロック、ログアウトやリスタートなど以下のコマンドを実行できます。
- lock
- screensaver
- shutdown
- logout
- restart
ZazuもCerebroもElectronとReact製でオープンソースで開発されていますが、Zazuの方がドキュメントやプラグイン数も数多く公開されているので、WindowsやLinuxでもSpotlightの様な機能を利用したい方はチェックしてみてください。
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