文庫本などの”ふりがな”付きの文章の文字起こしが可能なMac/iPhone対応のOCRアプリ「bunkoOCR」がリリースされています。詳細は以下から。
Appleは2022年にリリースしたmacOS 13 VenturaとiOS 16でテキスト認識表示(OCR)機能をアップデートし、画像から日本語と韓国語をコピー&ペーストしたり、画像内の文字を検索することが可能になっていますが、
同じくオンデバイスの機械学習処理を利用し、日本語の文庫本など”ふりがな”付きの文章を認識し、文字起こししてくれるMac/iOS対応のOCRアプリ「bunkoOCR」が新たにリリースされています。
機械学習による光学文字認識(OCR)を行い、文字起こしするソフトです。端末内ですべて計算されるため、外部へのデータの送信は一切ありません。ふりがなが付いている文庫本を見開きで撮影して、認識させることができます。
bunkoOCR – Mac App Store
bunkoOCRは漢字の書き取りアプリなどを開発しているichiro NAKAHARAさんが新たに公開したMac/iPhone対応のOCRアプリで、ふりがな付きの文章が写った写真やスクリーンショットを選択してやるだけで、OCR処理し、ふりがな無し、または青空文庫フォーマットで書き出せるようにしてくれます。
また、ふりがな付きの文章の文字起こし(エクスポート)が可能なほか、文字起こしした文章の文字サイズの変更、縦書きと横書きの切り替え、macOS/iOSデフォルトの日本語読み上げ機能を利用し、処理した文章を読み上げさせることも可能です。
bunkoOCRのシステム要件はmacOS 13 Ventura以降のMacおよびiOS/iPadOS 16以降のiPhoneとiPadで、アプリは無料でApp Storeに公開されており、ふりがな付きの文章の場合は、macOSやiOSのテキスト認識表示より精度がいいので文庫本の文字起こしをしたい方は試してみてください。
コメント