「Intel Turbo BoostをOFFにしたらMacBookのバッテリー駆動時間が25%伸びた」という実験結果が興味深い。

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 Marco Armentさんが「Intel Turbo BoostをOFFにしたらMacBook Proのバッテリー駆動時間はどうなると思います?」という実験を行っています。詳細は以下から。

Intel-Turbo-Boost-OFF-25-percent-battery-lifee

 Instapaperの開発者でTumblr CTOのMarco Armentさんが「ちょっと変わったトリックを利用してMacBook Pro Retina 15インチのバッテリー駆動時間を1時間伸ばす方法(意訳)」という面白い記事を公開しています。

 この記事は「最近のIntel CPUはTurbo Boostという技術を使用し、CPUのクロックスピードを作業量やCPU温度をみて動的に変化させています。私はこのTurbo BoostをOFFにした場合、バッテリー駆動時間がどれほど影響を受けるか知りたくなり”Turbo Boost Switcher“というTurbo BoostをOFFにできるアプリを使用し、それを確認してみました。」というもので、

Intel-Turbo-Boost-OFF-ON-Turbo-Boost-Switcher
(*TB SwitcherとIntel Power Gadgetを使用してクロック数の違いを比較ししてみたところ)

Modern Intel CPUs use Turbo Boost to dynamically increase CPU speed, depending on workload, up to their thermal limits. The advertised clock speed — 2.2 GHz for the base-model 15-inch — is only the guaranteed minimum.

Turbo Boost Switcher can temporarily disable Turbo Boost, and I was curious to see if disabling it would meaningfully affect battery life.
[Disabling Turbo Boost to get more MacBook Pro battery life – Marco.org]

 実際にMacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2014)のベースモデルを使用し、SafariのブラウジングやiTunesでの曲再生、xcodebuildを使用したiOSアプリのビルドを繰り返すスクリプトを書きバッテリーベンチマークを行ってみたそうです。

結果

 Marco Armentさんが行ったベンチマークは以下の様な結果になり、CPUのパフォーマンス(Geekbench)は3分の1程度落ちますが、軽いタスク(Webページのロード)はそれほど遅くなることはなく、バッテリー駆動時間は約25%程長くなったそうです。

Turbo Boost ON OFF
Idle power 21W 21W
Geekbench power 58–75W 36–45W
Geekbench multi 11,766 8,369
Average web loop 133 sec 134 sec
Battery Life, Heavy 4:02 5:10
Battery Life, Light 5:40 7:07

Disabling Turbo Boost hurts performance of CPU-intensive tasks by about a third, but doesn’t significantly slow down lighter tasks. The MacBook Pro also runs noticeably cooler, and gains about 25% more battery life.

[Disabling Turbo Boost to get more MacBook Pro battery life – Marco.org]

 Marco Armentさんは「Turbo BoostのOFFをいつも行うべきではないが、オプションとして用意しておくといいと思います」とコメントしており、記事には”Peak CPU temp”や” Average Xcode build”の値も掲載しているので興味がある方は関連リンクからどうぞ。

TB-Switcher-Free
(*TB Switcherも自動でTBのON/OFFを切替えられるPro版は有料ですがマニュアル版は無料です)

関連リンク

コメント

  1. Apple7743 より:

    早速OFFに…と思ったらC2DだからTurbo Boost対応してなかったw

  2. Apple7743 より:

    全く同じモデル持ってるので、試してみます。いつもバッテリーが長持ちせずに困っていたので。

  3. Apple7743 より:

    マーベリックから導入されてたタイマーコアレッシング機能も、
    ターボブーストを直接切るという大技の前では見劣りするなw
    アップルがOS X 10.11でOSに組み込んでくれないかなこのオプション。
    ttps://www.apple.com/jp/osx/advanced-technologies/

  4. Apple7743 より:

    そりゃターボブーストはなんだかんだ言ってるけどオーバークロックなんだから当然だろ・・・と思う。
    でも実際TBって「発熱に余裕があれば」と言ってる割には結構常時クロック上がりっぱなしだから、切ればかなり変わりそうだよねって思う。

  5. Apple7743 より:

    すげー

  6. Apple7743 より:

    DTMerにはTurboBoost切れるのはありがたい

  7. Apple7743 より:

    面白いのは、効果が想像以上に高いことだな。CPU負荷が高いにしても。
    知る限り、ノーパソの電力消費はCPUは半分以下だったと思うけど、普通の業務でもここまで伸びる可能性あるのか??

  8. Apple7743 より:

    性能落としてバッテリー伸ばすって、そこまでの価値があるのだろうか?
    やっぱり早いほうが快適だよね?

  9. Apple7743 より:

    むしろターボブーストでパフォーマンスがここまで伸びることの方に驚いたわ

  10. Apple7743 より:

    こんだけしか変わらないのに必要な時にはクロック倍くらいまんしてくれるんだからターボブーストがいかに効率良いかんかるってもんだ。
    クロック変わると困るDTMerとか古い話では

  11. Apple7743 より:

    記事のMacBookPro 15は、定格2.2GhzでTB時は54%アップの3.4Ghz
    ディスプレイその他諸々の消費電力を考えると、
    バッテリー駆動時間25%増は普通のように思える

  12. Apple7743 より:

    MBP Retina 2012を使ってるけど、これを試したところ、パームレストが熱すぎ問題が解消されました。
    クロックが落ちたことによる遅いという不快感は、実際のところ少々感じられる程度です。
    逆に言うと、普段ぶん回して何やってるんだかという感じ。

  13. Apple7743 より:

    逆に「常に全力フル・ターボブースト」モードがほしい。

  14. Apple7743 より:

    温度に余裕があれば常に全力だよ

  15. Apple7743 より:

    保冷剤下に敷いて作業する俺に盲点はなかった

  16. Apple7743 より:

    スリープ明けにパスワード入力せにゃならんのがイマイチだ

  17. Apple7743 より:

    ※13
    「常に全力フル・ターボブースト」したらCPUは壊れます。
    限界ギリギリのところを瞬間的に高速モードで動作させて、その後は手を抜いて貰いCPUの温度を下げて、
    見掛け上の高パフォーマンスをさせる技術なので。