現在のところMacBook Pro Late 2016にLinuxをインストールするのは難しいようです。詳細は以下から。
Linuxのセキュリティ情報などを扱っているnixCraftによると、現在Redditで新しいMacBook Pro Late 2016 Touch Bar非搭載モデルでLinuxがブートできないという問題が話題になっているそうです。
Just in case if you are looking to run Linux on it. https://t.co/NnZ8eqciwq
— nixCraft # (@nixcraft) 2016年11月10日
Problems so far,
intremap=nosid is required to even boot with Linux. Otherwise you get a black screen after GRUB.
Built in keyboard and mouse not working. Only the power key works to force reboot (non-touchbar). There’s a patch for the 2015 MacBook that may or may not work here:
ttps://github.com/cb22/macbook12-spi-driver
Worst of all, the NVMe SSD has the wrong PCI class ID, so it won’t work as a boot drive.
ttps://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=99891#c11
The internal drive does not show up in the Ubuntu installer at all. It’s basically unusable as a Linux laptop. I have a $2800 disappointment.Warning: 2016 MacBook Pro is not compatible with Linux : Ubuntu – Reddit
これについて、CoreOSの開発者Matthew Garrett(mjg59)さんはHacker Newsで、MacBookにLinuxをインストールするには以下の3つの問題をクリアする必要があるとコメントしており、
- MacBookのインプットデバイスはUSBではなく、SPI(Serial Peripheral Interface)を利用している
- AppleのNVMEは独自/不正なPCIデバイスクラスを利用しているため互換性がない
- IRQリマップング時にソースIDチェックが有効になっているとブート時にシステムがハングアップします
これらの問題はAppleが新しいMacBookを発売し、NVMEを採用しだした時から徐々に明らかになっていったそうで、もしMacBookにLinuxをインストールしてもキーボードやトラックパッド、SSD、Wi-Fiなどをサポートするのは難しくなってきているそうです。(Touch Barも同様だと思われます)
"Oh, sure I can install Linux on your Macbook", I said. No support for keyboard, trackpad, SSD or wireless. It'll be fine.
— Matthew Garrett (@mjg59) 2015年6月29日
コメント
記事とは関係ないけどタイトルロゴが変わってる!
SPI=Serial Peripheral Interface
マスター -> スレーブ信号
マスター <- スレーブ信号
マスター生成のクロック
最低限この3線でデバイスを接続できる。必要な信号線が少ない=省コスト。
リタイヤしたMacにLinux突っ込んでる身としては無視できないな。
今はMacBook Air 13インチ Mid 2011にUbuntu入れてる。
詳しくないのですが、Parallelsとか仮想環境で問題あったらきついなあ。
それは別
Hypervisor.frameworkがあるし、仮想環境が動かせなくなるのはまずないと思うが・・・