iOS 11ではHomeKitアクセサリーのセットアップをより簡単に行うことが出来るようになっています。詳細は以下から。
iOS 11ではカメラアプリがデフォルトでQRコードをサポートしましたが、WWDC 2017のセクション705″What’s New in HomeKit“で発表された通り、このカメラアプリを利用してHomeKitアクセサリーのセットアップがより簡単に行えるようになっています。
iOS 11 uses the setup ID to start the pairing process with the accessory when the setup code is scanned, and matches to the accessory when it is powered on.
What’s New in HomeKit – Apple
セットアップ
具体的にはiOS 11ではHomeKit対応アクセサリーの電源を入れる前に以下の3通りの方法でデバイスのセットアップを行うことが可能になっており、QRコードやNFCタグが無いHomeKitアクセサリーでもiTunesカードのコード読み取りの様に8桁のコードを自動で認識し読み取ってくれます。
- セットアップIDや8桁のセットアップコードをカメラアプリでスキャン可能
- セットアップコードが内蔵された10x10mmのQRコードをスキャン可能
- iPhone 7などの対応デバイスではNFCタグを利用して近づけるだけでセットアップ可能
新しいカテゴリーと遅延
また、HomeKitアクセサリーのカテゴリーには新しくスプリンクラーと蛇口が追加され、Siriにより水の制御が出来るようになった他、HomeKitアクセサリーと通信メカニズムを見直し、”Secure Broadcast Session”と呼ばれる通知送信手法を用いることでサブ秒のレイテンシーを大幅に削減しているそうなので、HomeKitアクセサリーをお持ちの方はチェックしてみて下さい。
In iOS 11, we changed the mechanism completely to significantly reduce latency, and we are doing this by what we call Secure Broadcast Session to send the notification.
What’s New in HomeKit – Apple
コメント